2014年6月23日月曜日

ショート時評:石原伸晃環境相のお詫び行脚。これで本当に、謝罪と言えるか。

これで本当に謝罪になっているか。
しつこいようだが、コメントしたい。


『石原伸晃環境相は23日午前、福島第1原発事故で発生した除染廃棄物などを保管する中間貯蔵施設の建設候補地、福島県大熊町の渡辺利綱町長に会い、施設をめぐる交渉を「最後は金目でしょ」と述べた自らの発言について「深くおわびします」と謝罪した』(河北新報 6/23)

お詫びと言いながら、「品位を欠く表現で、お金で解決するように受け止められ、…」と述べる。
あくまで、誤解である、と言っている。
「お金で解決を計る」という意識はなかった、ということだ。

これでは、「お金で解決を計る」と受け止めた方が悪い、というに等しい。
そのように、誤解を与えるような、表現をしたことについて、「深く反省している」といっている。

これで、本当に謝罪したことになるのか。

 今までに福島の住民と、真剣に向き合ってこなかった「ツケ」

渡辺町長は、「一つのけじめだ」と述べた、と報じているが、そう受け取ったのは、町長ぐらいではないか。

福島の住民や、現在日本の各地で避難生活を余儀なくされている住民は、納得していない、であろう。

現に、この記事も、住民の「首長にだけ謝罪しても伝わらない。大臣は仮設に足を運んで、避難生活が4年目になるわれわれの声を聞くべきだ」という声を載せている。

住民が、そう思うのは、当然のことである。
これは多くの声を代表している、だろう。

石原氏の「金目発言」が、これほど問題になるのは、環境大臣でありながら、今までに福島の住民と、真剣に向き合ってこなかったから、ではないか。

本当に話し合いで解決したい、という意思があれば、住民への説明会に出席していたはず。

そして、住民に対して、丁寧に説明していたはず。
それを一度も出ていないから、こんな時にその反動がくる。


それにしても、当の安倍首相が何も言わないのは、おかしい。
何処にいようと、メッセージを送れるはずである。

安倍首相一人が、逃げ回っている、としか、思えない。

(2014/6/23)