相変わらず、安倍首相の憲法観は、「頂けない」。
ま、あのような発言をする、首相だから、無理もない、と思うが。
『安倍首相は13日、憲法改正の手続きを定めた改正国民投票法が成立したことについて、「国民的に改正議論が深まることを期待したい」と、歓迎の また、同法成立により4年後に投票年齢が「18歳以上」に引き下げられることから、「ぜひ若い皆さんに憲法の在り方について議論してほしい」と呼びかけた。首相官邸で記者団に語った。
かって、安倍首相は、参議議員選のさ中の、テレビ討論会で、「憲法が、国の権力を縛るものであるというのは、王権時代の考えであって」現代においては、違う。
そして、憲法には「国の在り方を、書き込むべきである」
と、述べたことがある。
国会の答弁でも、堂々と、そうのべた、。
そのことからすれば、安倍首相の「ぜひ若い皆さんに憲法の在り方について議論して欲しい」と呼びかける気持ちは、分る。
首相は、あくまでも、「憲法の在り方」について、議論をすることをのぞんでいる。
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憲法が、いつ、どこで、いかなる状況の下に、作り出され、何を目的にしていたか、については、「議論する」して欲しくは、ないのであろう。
だが、憲法の歴史を知る事こそ、若者、特に、中学生、高校生には必要である。
それは、同時に、ヨーロッパの歴史、米国の歴史、などを学ぶことでもある、のだから。
そうすれば、歴史を学ぶことが、楽しくなり、一石二鳥の効果がある。
私には、これらの事を学習し、議論する事の方が、重要だと思うのだが。
それは、つまるところ、政治教育にもなる。
一石3鳥である。