2015年11月7日土曜日

CO2は無関係だ「カナダと米国との、石油パイプラインの建設計画を却下」オバマ氏

「地球温暖化」に、「CO2」は無関係である、と言うのは、今や、世界の常識である。オバマ大統領が、「CO2」や「国防」上の理由に、カナダと米国テキサス州と石油パイプラインの建設計画を却下した。







 カナダと米テキサス州とパイプラインの建設計画を却下=「CNN」
オバマ米大統領は6日、カナダと米テキサス州を結ぶキーストーンXLパイプラインの建設計画を却下した。大統領の在任期間中、長年にわたり続いた論争に終止符を打った形だ。
米国務省のケリー長官がこの計画について、米国の安全保障上の国益にそぐわないとの結論を下し、オバマ大統領もホワイトハウスでの会見でこれに同意。「米国は気候変動と真剣に戦う上で世界をリードする立場であり、率直に言って、パイプライン計画はこのリーダーシップを損なうものだ」と述べた。
このプロジェクトを巡っては、大統領選などの場で7年にわたり、石油会社や共和党とリベラル派の活動家らが対立。米国務省はこの間、プロジェクトを精査してきた。≫

 「地球温暖化」に、「CO2」は無関係

パイプラインが、実現すれば、米国6州1930キロ近くにまたがり、カナダからネブラスカ州経由でメキシコ湾岸の製油所まで、石油を運ぶ予定だった。

この決定について、共和党のライアン下院議長は、オバマ大統領の決断を批判した。「この決定に驚きはないが、不快だ」と声明で述べた、とCNNは書く。

今回の、オバマ大統領の決定は、米国が「気候変動と真剣に戦」っていることとは関係がないだろう。

「米国の安全保障上」のことが問題なのでもないだろう。もっと、他の原因があると、思う。例えば、米国内の「石油企業の反対である」とかの、ことである。


また、恐らくは、この決定が出された「背後」には、今回のカナダの選挙が大きく影響している、ということも考えられる。

カナダで新首相が選ばれたことで、オバマ大統領は、この政権と「上手くやってはいけない」、という判断をしたのであろう。

地球が「温暖化」しているという傾向が、多少は認められるとしても、それが
「CO2」によるものということが、実証されたわけではない。

アル・ゴアの示した「統計図」が、「作為的なもの」であることは、――現在では――誰もが知っている。

「CO2」が、「科学的な問題」ではなく、「政治的な問題」であるということが明らかになってきている。

この期におよんで、「CO2」を持ち出すとは、「笑止」といわねばならない。

(2015年11月7日)

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