2015年11月8日日曜日

こういう意見書なら歓迎する「総務省の”NHKを厳重注意”を極めて遺憾」

今の日本にあっては、珍しいほどの、快挙である。
こういう意見書なら、大いに出すべきだ。歓迎する。
放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が、総務省の「NHKを厳重注意」を極めて遺憾とする意見書を発表した。



 総務省の「NHKを厳重注意」を極めて遺憾=「東京新聞」の記事より

≪放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は六日、NHKの報道番組「クローズアップ現代」でやらせがあったと指摘された問題で、「重大な放送倫理違反があった」とする意見書を公表した。
 この中で、総務省がNHKを厳重注意したことについて「極めて遺憾」とし、自民党によるNHKへの事情聴取を「政権党による圧力そのもの」と強く非難した。NHKと民放が放送界の第三者機関として設立したBPOが、政府・与党を批判するのは極めて異例。 
 意見書は、総務省によるNHKへの厳重注意について「政府が個別番組の内容に介入するのは許されない」と批判。自民党の情報通信戦略調査会がNHK幹部を呼んで説明を求めたことについても「放送事業者の自己規律やBPOを通じた自主的な検証に委ねる本来の姿に立ち戻るよう強く求める」と訴えた。 ≫

 「極めて異例」でも、立派

 総務省がNHKを厳重注意したことについて「極めて遺憾」としたことは、当然の判断である。

また、――自民党によるNHKへの事情聴取を――「政権党による圧力そのもの」と強く非難したことも、肯ける。

――NHKと民放が、放送界の第三者機関として設立した――BPOが、政府・与党を批判するのは、「極めて異例」なのだという

いかに、「極めて異例」であろうと、権力の「マスコミへの介入」は、「排除」されるのが当たり前のことであり、断じて許されることではない。

その意味において、意見書が、――総務省によるNHKへの厳重注意について――「政府が個別番組の内容に介入するのは許されない」と批判したことは、「言論の自由」「表現の自由」を守る意味からも、重要である。

自民党の情報通信戦略調査会がNHK幹部を呼んで説明を求めたことについても、次のように批判した。

「放送事業者の自己規律やBPOを通じた自主的な検証に委ねる本来の姿に立ち戻るよう強く求める」と述べているようだ。

まったく同感である。

NHKが、もし「ヤラセ」放送を子なっていたとしても、それを「批判し、二度とないように指導」するのが、政府の機関であっては、ならない。

それは、放送法にも、憲法にも「違反」する行為である。自民党や安倍政権は、このところ、「数に物」をいわせて、傍若無人に振る舞っている。

誰かが、どこかで、それを止めることが必要だ。

こういう「意見書」なら、どんどん出してもらっても、歓迎する。

(2015年11月8日)

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