2015年11月12日木曜日

安倍首相の国辱的行為「ラムズフェルドとアーミテージに”旭日大綬章”を贈る」 

国辱的行為である。
安倍首相が、ラムズフェルドとアーミテージに「安倍首相、ラムズフェルドとアーミテージに勲章を贈った。それもただの勲章ではなく、「旭日大綬章」だ。

この記事を目にしたとき、「驚いた」。椅子から転げ落ちそうになった。


そして、納得した。
やはり、安倍首相は、アーミテージ元国務副長官の「指令」の通りに動いていたことが、分かった。
岸田大臣の答弁が、「インチキ」であることも解った。


国会における岸田大臣の「答弁」も、まったくの「でたらめ」であることも、ハッキリとした。

日刊ゲンダイが、取り上げた。


1) 安倍首相、ラムズフェルドとアーミテージに勲章を贈る
外国人の受章者数は過去最多。一番多いのは米国で5人が受章する。その面々にはさらに驚く。大義なきイラク戦争を主導したラムズフェルド元国防長官アーミテージ元国務副長官にまで、日本は勲章を贈るのだ。
2人への叙勲を推薦したのは外務省儀典官室。授章を決めた内閣府は、「戦後70年の節目ということで、戦後日本の平和と発展の重要な基盤を形成した日米関係の増進に大きな功績のあった方々を特に推薦した、と外務省から説明された」(賞勲局の担当者)と言うのだが、ちっともピンとこない。2人とも「日本の平和と発展の基盤を形成」するどころか、ぶっ壊してきたではないか。≫


まさに、この記事が言うように「2人とも「日本の平和と発展の基盤を形成」するどころか、ぶっ壊してきた。

そして今また、それをさらに加速させよう、としている。



2) 岸田大臣の「虚偽答弁」

その二人の、「軌跡」を辿ってみよう。
≪ラムズフェルドはイラク開戦直後から自衛隊に再三「イラクの治安維持」への参加を打診。日本政府に集団的自衛権の行使をたき付けた人物だし、日本を飼い慣らす「ジャパンハンドラー」として知られるアーミテージは、もっと露骨だ。
9.11テロ以降、「ショウ・ザ・フラッグ」「ブーツ・オン・ザ・グラウンド」と恫喝し、日本政府に軍国化を迫ってきただけではない。3年前に公表した第3次アーミテージ・リポートでは、日本の原発再稼働TPP参加特定秘密保護法の制定、武器輸出三原則の撤廃を要求。安倍政権は言われるがまま、実現してきた。≫


この記事が、言う通りである。それは、国会審議において、山本太郎議員が、指摘したところである。

この時、岸田大臣は何と答えたのか。「民間の団体の報告書に、興味はない」と言ったのでは、なかったか。

それが、「ウソもウソ、大嘘」であったことが、証明された。この勲章を与えることを「推薦」したのが、外務省であるからだ。

国会は、岸田大臣の「虚偽答弁」を、徹底して追求すべきである。


3) 安倍首相が、「支持」される理由

安保法制、特定秘密保護法などは、この「第3次アーミテージ・リポート」を読めば、それがこのレポートの「命令」に忠実に従ったものである、ということが明瞭になる。

記事は、森田実氏(政治評論家)の「評論」を載せた。森田氏は、こう述べている。
安倍政権が強引に成立させた安保法制も、リポートの中身を実現させたものです。アーミテージは『集団的自衛の禁止が日米間の障害』などと断定的に記しています。今や自衛隊は米軍の下請けとなり、安倍政権も元請けのオバマ政権への従属を隠そうとしない。叙勲制度を利用してまで、米国にゴマをするとは、独立国としての誇りを完全に失っています」(政治評論家・森田実氏)
これが、「日本を取り戻す」と、豪語する安倍首相の「真の姿」である。「美しい日本」を強調する安倍首相の「美しさ」である。

これのどこを観れば、「日本を取り戻す」ことが出来た、といえるのか。どこに、
「美しい日本」の姿をみることができるのか。

私は、不思議でならない。何故、このような安倍首相が、日本の国民から「支持」されているのか。

それとも、あの「国政調査」なるものは、「インチキ」なのか。もし、「インチキ」でないとすると、どういうことなのか。

今、我々日本人は、日本の国民は、「立ち止まって」、よくよく「このこと」を考えてみるべき時であると思う。

(2015年11月12日)

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