2015年11月3日火曜日

一番悪いのは指導教官、「早稲田大学が、小保方氏の”博士号”を、取り消す」

問われているのは、小保方博士ではなく、早稲田大学である、と思います。「早稲田大学の存立」そのものが問われている、と思います。一番悪いのは指導教官だ、と思います。責任は、学位を与えたほうにあります。早稲田大学が、小保方博士の「博士号を、取り消す」、

と発表しました。


このすぐ前の記事では、多くの読者に読んで頂き、感謝しています。果たして、記事は、どうでしょぅか。「批判があるのを承知」で、記事を投稿しました。

願わくば「冷静になって」この「事件」について、読者の皆様にも考えていただければ、あえて、こういう記事を投稿したことも、「無駄ではない」ということになる。そう思っています。


 早大が、小保方博士の「博士号」を、取り消す=「朝日D」より
早稲田大は2日、2011年に授与した小保方晴子・理化学研究所元研究員の博士号の取り消しが確定したと発表した。博士論文に不正行為が見つかった後、書き直すための猶予期間を設けて教員が指導したが、期間内にきちんと訂正できなかったためという。
小保方氏は期間の延長を求めたが、早大は延長しないことを決めた。都内で会見した鎌田薫総長は「不適切な博士論文を放置しないという観点から、期間延長ができないとした。そもそも博士号を与えたことが大きな問題。しっかりした研究指導や審査体制をつくるしか、信頼を取り戻す方法はない」と述べた。≫


 「STAP]で騒いでいるあいだに起きたこと=「似せ旗」事件

「そもそも博士号を与えたことが大きな問題」というのなら、まず、「博士号を与えた」経緯について、国民に説明をすべきではない、でしょうか。

その上で、小保方氏の「落ち度」を断罪するというのなら、「解らぬでもない」が、あまりに一方的な「処置」である、と言わざるをえません。

博士論文というものが、いかなるものであるのかについて、知識が欠けているので、このこと自体について、コメントは控えたい。

今回のように、何年も経ってから、「取り消す」よう事例がこれまでにあったのかは、知らない。でも、これが、もし、卒業証書であったら、どうなるのでしょう。

もう、随分前の話になるが、「無免許の教師」が、公立学校で教鞭をとっていたということが、ニュースで報じられました。

あの場合は、中学校であったので、義務教育ということもあり、ーー問題にはならないかもしれないがーー「無免許の教師」が成績をつけた、ということは、問題でしょう。

ですが、結局、「うやむや」にされたようです。追及していったら、「収拾がつかないことになる」と、市教委が判断したのかもしれません。

表には出てきていないが、このようなことは、高等学校でもあるのではないでしようか。また、「免許状」を偽造して、教壇に立っていた、というような例もニュースで報じられたことがある、と記憶しています。

こういう場合、どうするのか。やはり、資格のないものによる「評価が行なわられた」ということで、「履修を取り消す」のか。「卒業を取り消す」のでしょうか。

今回の早稲田の例は、少し違うかも知れませんが、本質においては、同じでしょう。どちらも「不正があった」ということにおいては、「相違はない」と、思います。

こんなことがまかり通るようになれば、「おちおち、寝てもいられません」。


このニュースを報じた記事には、多くの「ツイ-ト」が書き込まれています。そのほとんどが、小保方博士を「誹謗、中傷する」ものばかりです。

「池に落ちた人を、棒でつつく」ということがありますが、まさにそれです。よほど、今の日本の国民ーーすべてとは言わないし、「良識を持った」人々もいるーーは、「ストレス」がたまっているようです。

今更、小保方博士を「たたいて」、一体、「何になるのだ」と言いたい。このような考えの人は、少ないかもしれないが、あえて言っておきたいと思います。

小保方氏を「持ち上げ」、「理系女の花」とおだて挙げたのは、一体だれか。

それも、「騙された」と大騒ぎをしたのは、マスコミです。一体、小保方氏の「事件」で、「誰が、どんな」迷惑を被ったのか。「誰も」が興味本位で、騒いでいただけの事ではないですか。

それを「まるで、大迷惑を受けた」ようなことをいって、また、「騒ぐ」とは。それこそ、「わが身」に判断力がなかった、と自分で証明しているだけのことではないでしょうか。

それよりも、この「STAP騒動」で、日本中が鼎(かなえ)をひっくり返したような大騒ぎをしている間に、安倍首相は「国民の目をすり抜ける事」に成功した。

この事実を、よく考えてみることのほうが、大事なことではないでしょうか。

(2015年11月3日)

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