写真は、次官補ではない |
次官補は、マンハッタン計画は重要な科学的成果である、とのべた。
第2次世界大戦で米国が極秘に原爆を開発した「マンハッタン計画」の核関連施設が、この秋、国立歴史公園に指定された。
このことについて「朝日新聞」が当局者の談話を載せた。
デービッド・クラウス次官補は、次のように語った。
◆ 原爆は悲しい出来事=「朝日D」の記事
【日本人にとって原爆は悲しい出来事でした。我々は原爆を称賛しないことが重要です。歴史解釈を担当する国立公園局は微妙な問題であることを理解しています。そのうえで、科学の進歩が原爆開発を成し遂げ、核時代が始まったことも重要です。
日本は福島原発事故でジレンマを抱えてはいますが、原子力発電の恩恵を受けてきました。ともかく、マンハッタン計画は重要な科学的成果であり、核時代の始まりだったのです。
◆ 日本のような地震大国に原発を建設することは、「犯罪」
エネルギー省のデービッド・クラウス次官補は、「日本人にとって原爆は悲しい出来事」であった、と言う認識を示した。
その上で、「原爆を称賛しないことが重要」だと述べる。だが、次官補は、「核時代が始まったことも重要」であるという。
そして、日本が「原子力発電の恩恵を受けてき」たのだから、「この計画に反対するのは、おかしいのだ」とでも言いたい、ようだ。
だが、日本が「原子力発電の恩恵」を受けてきたのは、日本が自ら望んでのことではない。日本人が、日本の国民が望んでのことではない。
米国の「手先になった自民党の歴代政権」が、望んでことだ。それも、米国に「圧力をかけられてもこと」である。
「馬の背」暮しているの本の国民が、自ら望んで、原子力発電を導入したわけではない。原発が安全でないことは、初めから解っていた。
だから、東京には、原発は一基もない。名古屋にも、大阪にもない。日本の大都市と言われるところに、原発は一基も建設されていない。
それは、原発が安全でないからだ。もし、神戸に原発があったとしたら、日本は、1995年に日本列島は、西半分が「不毛の大地」になっていたことだろう。
そして、多くの市民が、放射能を浴びて、命を落としていたことだろう。家屋の下敷きになって、後で「掘りだされ」て助かった市民は、どこにも逃げ場がなかった。
原発が爆発していれば、「どんなことになっていたのか」は、言わなくても想像がつくはずである。
日本のような地震大国に原発を建設することは、「犯罪」である。そのようなことをするものは、確信犯である。
残念ながら、朝日の記事を最後まで読むことは出来ないが、もし、「朝日」が、彼らの談話を擁護するよう記事を書いていたとするなら、容認することは出来ない。
(2015年12月27日)
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