2015年12月19日土曜日

少女を全裸にして、所持品検査「児童相談所の幹部が指示」

8歳から15歳の少女らが、相手であった。児童相談所の幹部の指示を受け、女性職員2人が保護している8歳から15歳の少女8人に脱衣所で全裸にして、所持品検査を行ったという。

到底、許される行為ではない。徹底的に調査して、事実を明らかにすべきだ。


 保護している8人の少女を全裸にして所持品検査=「日テレnews24」の記事

神奈川県相模原市の児童相談所で今年8月、保護している8人の少女を全裸にして所持品検査を行っていたことが、わかった。

相模原市・佐藤暁こども育成部長「心からおわびを申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」

 相模原市児童相談所によると、今年8月、子どもたちが職員への要望や苦情などを書き込む用紙が1枚なくなった。児童相談所の幹部の指示を受け、女性職員2人が保護している8歳から15歳の少女8人に脱衣所で全裸にして、所持品検査を行ったという。

 また7歳から15歳の少年9人についても、男性職員が下着姿にして所持品検査を行った。

 その後、1人の少女が「嫌だった」などと訴え、児童相談所の幹部は少女の保護者に謝罪した。

 児童相談所は、「人権を侵害する行為だった。職員の指導を徹底する」としている。】


 少女らにこそ、謝罪すべきだ



児童相談所の幹部は、少女の保護者に謝罪した、と言うことだ。では、少女らには、謝罪しなかったのか。

記事は、その事には一言も触れていない。それが肝心なところだろう。傷ついたのは、当の少女らだ。その少女らに謝罪しないで、誰に謝罪すると、いうのか。

多感な年ごろの子供たちに事である。心の受けた傷は、計り知れないものがあろう。彼らは、ますます、「大人嫌い」になっていくことだろう。

これは、児童相談所だけの問題では済まない。少女は、女性職員が「検査をした」と言うが、本当に「その通り」なのか。その事実に変わりはないのか。

なぜ、少女や保護者から、聞き取りをして、記事にしないのか。児童相談所の説明だけで、納得して良いのか。

児童相談所の「職員の指導を徹底する」だけのことで済ませて、良いのか。

記事は、「相模原市児童相談所によると」と、述べる。この児相談を管轄する部署の「しかるべき担当者」が、徹底的に調査して、事実を明らかにすべきだ。

それにして、あまりに「無神経」な「理不尽」な、事件である。

保護されている少女らには、「抵抗すること」が出来ない。それがわかっていての「所業」であるのだろうから、「罪が重い」といえよう。まして、児童相談相は、彼らを保護するべき「立場」にある。

その保護するべき立場のあるものの「所業」とは、到底思えない。
しっかりと、調査をし、しかるべき「処分を下す」ことが、再発防止になる。

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(2015年12月19日)

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