2015年12月6日日曜日

青山和弘氏が出版『安倍さんとホンネで話した700時間』

「いかにテレビが安倍政権に従属しているのかを推し量る試金石でもあった」と言う。少し、古い記事であるが、紹介したい。「リテラ」の記事である。
政権の”腹話術人形”(=青山和弘氏)が、『安倍さんとホンネで話した700時間』を出版した
、という「お話」である。


その典型的な例が「「この法案が廃案にされては困りますので、うまくこう、巻き込んでいく」と言う発言であった。この発言の主は、日本テレビ報道局解説委員の青山和弘氏。


 安倍政権に従属しているのかを推し量る試金石=「リテラ」の記事から、引用

思えば安保法制というのは、いかにテレビが安倍政権に従属しているのか推し量る試金石でもあった。安保法制の今国会可決を望まない国民が大多数を占めていたことを考えれば、本来、報道の役割は、法案の疑問点や穴を追及することにあったはず。しかし、その役割を放棄するばかりか、耳を疑うような発言も多々飛び出した。なかでも象徴的だったのが、これ。
「この法案が廃案にされては困りますので、うまくこう、巻き込んでいく」
 発言主は、日本テレビ報道局解説委員・政治部副部長である青山和弘氏。先月、安倍首相が生出演した『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)での発言だ。「法案が廃案にされては困る」とは、まさしく安倍首相の気持ちを代弁しているだけのコメント。この青山氏の醜態を過去の記事において本サイトでは“政権の腹話術人形”と表現した。】


 「腹話術人形」が、本を書いた

≪「法案が廃案にされては困る」とは、まさしく安倍首相の気持ちを代弁しているだけのコメント≫と言う批判は、その通りである

「青山氏の醜態を過去の記事において本サイトでは“政権の腹話術人形”」と言い表した、と「リテラ」の記事は、言う。

ところが、この「腹話術人形」が、今度はペンを握って本を書いた、と言うのだ。そのタイトルは、スバリ『安倍さんとホンネで話した700時間』(PHP研究所)、というものである。

で、≪もちろん、“総理と政治部記者の丁々発止な駆け引き”や“記者生命をかけて政治の裏側を暴く”なんて緊張感は皆無、冒頭から安倍邸で昭恵夫人に出されたクッキーを「ボリボリと」仲良く頬張りつつ聞いた話からスタートするという弛緩っぷりを見せつける。≫と、「リテラ」の記事は、続ける。

「記者生命をかけて政治の裏側を暴く」などという、芸当が――「この法案が廃案にされては困りますので、うまくこう、巻き込んでいく」と、テレビで公言するような――青山和弘氏に出来るわけがない。

それは、森で「クジラ」を求めるようなものである。その「実態がいかなるものであった」のかは、直接「リテラ」の記事で読んで頂きたい。「勉強になること」は、請け合いである。


 「公正・中立」なテレビ番組

先だっては、BPOの報告書が、話題になった。また、「放送法遵守を求める視聴者の会」が、新聞に全面広告をだして、TBSの報道番組「NEWS23」のメーンキャスターの岸井成格氏を、名指しで批判した。

このことを、このブログでも取り上げた。彼らの主張は、安倍政権を擁護し、応援する「テレビ番組」は、「公正・中立」で、それと反対に安倍政権を批判するテレビ番組は、「放送法に違反する」と決めつける「勝手な論理」に基づくものだ。


さらに、この論理を振りかざすのは、「安倍首相の先例」に習ったものでもある。実は、このことが肝要なところでもある。彼らは、文字通り、安倍首相の「旗振り役」を務めているのである。

そうすることで、自分たちが「いかに安倍首相の味方」であるのかということを、アピールしているのだ。そうすることで、安倍首相に「気に入られたい」のだろう。

だが、一体、そうすることが、何の「メリット」になる、というのであろうか。そうすることで、何を得ようとしているのだろうか。そうすることが、日本の国民の支持を得られるとでも、思っているのだろうか。

もし、そう思っているのだとしたら、とんでもない「誤解」をしている、と言わねばならない。最近の世論調査では、安倍政権の支持率が4割台に回復した、とされる。だが、それは、「希望的支持率」であるように、思うのである。

恐らくは、「誘導質問」にひっけられた結果ではないか、と思う。マスコミは、もう安倍首相に取り込まれてしまって、「真実」を報じなくなってきている。「安倍政権の支持率が4割台に回復した」と言う報道も、「マユにツバ」を付けてから、読む必要がありそうだ。


 「権力の監視」

民主主義が、正常に機能するには、報道機関が十分にその役目を果たす事が必要である。その役目は、もちろん、「権力の監視」である。我々の「目となり、耳となって」権力の監視を行い、それを国民に知らせるのが、報道機関の役割である。

その役割を放棄した報道機関は、もはや「報道機関」ではない。ただの「スピーカー」にすぎない。

それにしても、今の日本の状況は、危機的である。「悲劇」が、繰り返されないことを望むものであるが、どうも「怪しい雲行き」になって来つつある。それを、だれも「止めること」が出来ないでいる。

来年の参議院選で安倍首相を退陣に追い込むと言うが、民主党があの体たらくでは、それもあまり期待できない、という気がする。

ましてや、大手のマスコミが「こぞって」安倍首相の「応援団になってしまっている」現状では、なおさらのことである。

(2015年12月6日)

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