2015年12月7日月曜日

「森は、やめろ」コール 元自民党の山口氏が「鈴をつけた」

何故、それほどに、森喜朗氏は、「会長の座」にこだわり続けているのか。「森は、やめろ」コールを、元自民党の山口敏夫氏が、行った。いわば、森氏に「鈴をつけた」格好だ。
今のままでは、東京オリンピックが「無様な結果」に終わることになる、のを案じてのことか。

今まで、自民党内から、誰ひとり森氏を諫める人が出なかった。このことも、同様に不思議と言えば不思議なことである。森氏は、「ノミの心臓」の持ち主、とまで揶揄されるほどの「小心者」である、のに、だ。


 山口敏夫氏、森喜朗会長に辞任を迫まる=「日刊ゲンダイ」の記事から
2020年の東京オリンピック パラリンピックが危ない!」――とタイトルがつけられたA4用紙12枚の文書が衆参国会議員と都議会議員に配られ、政界で話題になっている。
 かつて「政界の牛若丸」と呼ばれた山口敏夫元労相(75)が、オリンピック組織委員会のトップ森喜朗会長(78)に公然と辞任を迫っているのだ。
「あの紙、読んだ、と話題になっています。書いてあることは、まさに正論。よく書いてくれたという声が上がっています」(政界関係者)】
 安倍首相の存在が、「見え隠れ」する
それは、そうだろう。もし、森氏を止めさせることが出来れば、自民党の「株」は、また「値上がりする」ことは、まちがいない。よく言ってくれた。まだまだ、自民党も、捨てたものではない、ということになるだろう。

そうなれば、安倍政権の支持率は、また、上がることだろう。といういとは、この「発言のバック」には、安倍首相の存在が、「見え隠れ」する。あるいは、安倍官邸の「肝いり」なのかも知れない。

どちらにしても、安倍首相にとっては、「悪い話ではない」ということになる。本当は、安倍首相自らで、森氏に引導を渡したいのだろうが、それはこれまでの経緯上、出来ない、のだろう。

そこで、「裏から、手をまわした」のだろう。このような「考え」は、うがった観方であるかも知れないが、「それもあり」という気がする。安倍首相なら、「やりかねない」と、思うのだ。


 勇気ある発言に、拍手
「国民の圧倒的多数は、森会長は辞めるべきだと思っているはずです。問題なのは、国民が辞めるべきだと思っても、その気持ちが結果として表れないことです。国民の強い気持ちが現実にならない社会はよくない。不満と鬱屈がたまるだけです。だから、僕は国民の思いを結果にしようと思った。それに、森会長のままでは、五輪が始まっても国民は心から喜べないでしょう。森君から抗議? いまのところないね」(同上)
と、山口氏は、述べる。どうやら、旗色が悪いと感じているのか、森氏は、「だんまり」を決め込んでいるようだ。

それにしても、何故、それほどに、森氏は、「会長の座」にこだわり続けているのか。そして、今まで、自民党内から、誰ひとり森氏を諫める人が出なかった、のか。

森氏が、それほどまでに、自民党内のおいて「権力を維持すること」が出来るのは、何故なのか。そこがまた、不思議なことである。

これまでに、数々の「失態を演じてきた」森氏が、ーー長老得ある、と言うだけで――自民党内において、誰も手が出せない「人物」であるのは、何故、なのか。よほどの「情報をもって」いるのか。

どちらにせよ、山口氏の「真意」がどこにあるにせよ、勇気ある発言に、拍手を送りたい。

森元総理を会長の座から引きずり降ろさない限り、東京オリンピックは、「無様な結果」に終わる。そう思うからである。
(2015年12月6日)

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