2014年9月6日土曜日

本部と県連が、候補者推薦で対立  自民福島知事選の迷走

自民党本部は、県連に、民主党との相乗りを模索するよう要請した。

1) 47ニュース の記事より__。

自民党の茂木敏充選対委員長は、福島県連の会長や幹事長と、県知事選(10月26日投開票)の対応を協議した。茂木氏は、民主党との相乗りを、模索するよう要請。
県連の会長や幹事長らは、持ち帰った。


『自民党の茂木敏充選対委員長は5日、福島県連の岩城光英会長や杉山純一幹事長と党本部で会い、任期満了に伴う県知事選(10月26日投開票)対応を協議した。

茂木氏は民主党との相乗りを模索するよう要請し、岩城氏らは持ち帰った。来週にも再協議する見通しだ。


 党本部は東京電力福島第1原発事故が起きた福島県での知事選結果が今後の原発再稼働や復興政策に影響しかねないため、相乗りで敗北回避を狙っている。内堀雅雄副知事(50)を念頭に置いている。

県連は8月に元日銀福島支店長の鉢村健氏(55)の擁立を決定しており、会談で党本部推薦をあらためて求めた。茂木氏は回答を保留した。』=47ニュース 9/5

2) 自民党が、の「体たらく」では、日本の将来は、危ぶまれる。

相変わらず、自民党の迷走が続いている。

党本部は、民主党との相乗りを、模索するよう要請したのだという。 

これが、国会で絶対的な多数派を占める、自民党の選択とは、とても思えない。

どうした、自民党と言いたくなってくる。
当然、公明党も、自民党への支援にまわる事だろう。

これでどうして、独自候補を擁立して、福島の知事選を戦えない。

不思議だ。
あまりに情けない。
というより、「哀れさ」を感じるぐらいである。

このことは、それだけ、福島の住民の民意が自民党から、離れて行ってしまっていると、認識しているのだろう。

そうでなければ、堂々と、独自候補を立てることが出来るはずである。

また、県連と、党本部が、意思疎通を欠いていることも、国民の前に、露呈した。これで、県サイドと党本部が、一枚岩でないことが、明らかになった。

最終的には、県連は党本部の意向に従わざるを得ないであろうが、もし、__党本部の意向で__敗退したという事に成れば、自民党の痛手は、計り知れないものがある、と思える。

それだけに、混迷の深さは、深刻に見える。

この事は、自民党が、今までに福島と真剣に向きあって来なかったことの代償であろう。

東電の事故について、口先ばかりで、真剣に対処して来なかったことの「付け」を、今頃になって払う結果になっている。
これは自業自得といえる。

我が国の「最高責任者である」と自認する、安倍首相を支える政党が、この「体たらく」では、日本の将来は、危ぶまれる。

世界の国々に対しても、対面が悪い。
もっと、「しっかりと」してほしいものである。

        ≪関連サイト案内≫
自民「負けない候補」こだわる…福島知事選
=YOMIURI Online 9/5

http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20140905-OYT1T50063.html?from=ycont_latest

谷垣執行部、早々に試練 福島・沖縄知事選 厳しい戦い必至=東京新聞 9/4
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014090402000122.html

内堀副知事推す声 民主県連など候補者選定急ぐ=福島民報 9/5
http://www.minpo.jp/news/detail/2014090517875

(2014/9/6)