安倍首相が、「政府としては、寄せられた意見一つ一つについてしっかりと検討を行い、採用するものは採用させていただきました」と言うのであれば、公開の会議にすべきである。
公開出来ないのであれば、「廃止」すべきである。
1) 東京新聞 の記事より__。
特定秘密保護法に反対する団体の、「『秘密保護
法』廃止へ! 実行委員会」が、「法律を廃止するよ
うに求める要請書を提出した」
23820件にのぼる「パブリックコメント(意見公募)で寄せられた懸念の声を踏まえて」のことである。
『十二月に施行予定の特定秘密保護法に反対する有識者や市民団体でつくる「『秘密保護法』廃止へ! 実行委員会」は八日、政府などに対し、パブリックコメント(意見公募)で寄せられた懸念の声を踏まえて、法律を廃止するように求める要請書を提出した。
本日の会議におきましては、パブリック・コメントの結果やその結果を踏まえた修正点について、政府側から説明し、委員の皆様から御意見を承ることとしております。その上で、政府において、閣議決定案の取りまとめに向けた最終調整を行っていきたいと思います。・・』=首相官邸
*”秘密保護法 「パブコメ全内容の公開」申し入れの市民を門前払い”
=blogos 9/8
http://blogos.com/article/94091/
公開出来ないのであれば、「廃止」すべきである。
1) 東京新聞 の記事より__。
特定秘密保護法に反対する団体の、「『秘密保護
法』廃止へ! 実行委員会」が、「法律を廃止するよ
うに求める要請書を提出した」
23820件にのぼる「パブリックコメント(意見公募)で寄せられた懸念の声を踏まえて」のことである。
『十二月に施行予定の特定秘密保護法に反対する有識者や市民団体でつくる「『秘密保護法』廃止へ! 実行委員会」は八日、政府などに対し、パブリックコメント(意見公募)で寄せられた懸念の声を踏まえて、法律を廃止するように求める要請書を提出した。
政府が八月二十四日まで実施した特定秘密保護法の運用基準の素案に対するパブコメには、二万三千八百二十件の意見が寄せられた。政府はこれまで意見の内容を公表していないが、実行委などは積極的な意見提出を呼び掛けており、「意見の大半が批判的であることは明らかで、施行に対する強い危惧の表れ」と指摘した。
政府は十日、有識者による情報保全諮問会議を開いて、パブコメを踏まえた運用基準の変更点を報告する方針。実行委の会見で、上智大の田島泰彦教授(憲法)は「大事な情報があまりにも広範に秘匿され、あらゆるレベルで憲法に反している」と特定秘密保護法を批判した。』=東京新聞 9/9
2)
安倍首相は、9月10日に行われた、情報諮問会議の席上で、次のように述べた。
『・・・・第2回会議においては、委員の皆様から、パブリック・コメントで寄せられた意見には真摯に対応してほしいとの御要望をいただいたところでございます。
政府としては、寄せられた意見一つ一つについてしっかりと検討を行い、採用するものは採用させていただきました。理由を含め、その結果を丁寧にお示ししたいと考えているところでございます。
本日の会議におきましては、パブリック・コメントの結果やその結果を踏まえた修正点について、政府側から説明し、委員の皆様から御意見を承ることとしております。その上で、政府において、閣議決定案の取りまとめに向けた最終調整を行っていきたいと思います。・・』=首相官邸
安倍首相が本心から、上に述べたように思うのであれば、「政府としては、寄せられた意見一つ一つについてしっかりと検討を行い、採用するものは採用」した内容について、公表すべきである。
また、採用されなかった意見についても、その理由を明確にすべきだ。
「さらに、「理由を含め、その結果を丁寧にお示ししたいと考えている」のであれば、まず、情報諮問会議を公開の会議とすべきである。
そうでなければ、安倍首相が述べたことをどこまで信用してよいのか、国民として、判断できない。
ただ、「信用してほしい」と言われても無理な事である。
もともと、情報諮問会議は、その議事録でさえ作成されていないのである。
そのことについて、毎日新聞が、次のように伝えた。
『特定秘密保護法の運用基準の素案を話し合った有識者による「情報保全諮問会議」について、実質的な議論をした会合の議事録が作られていないことが分かった。完成した素案を了承した諮問会議の議事録は作られており、識者から「本末転倒だ」と批判が出ている」=毎日新聞 (ヤフーより転載)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140829-00000003-mai-soci
「完成した素案を了承した諮問会議の議事録は作られ」いて、その審議過程を示し議事録が作成されていないなどということは、あってならないことだ。
このような諮問会議は、到底認めることが出来ない。
これでは、とても、「理由を含め、その結果を丁寧にお示ししたいと考えている」などとは言えまい。
安倍首相は、国民に対して、もっと真摯に対応すべきである。
≪関連サイト案内≫
* ”特定秘密保護法を問う(20)「必要性なく最悪のもの」モートン・ハルペリンさん”=カナコロ 5/15
http://www.kanaloco.jp/article/71352/cms_id/80865
*”特定秘密の諮問会議 市民団体が公開要請”
=山梨日日新聞 9/9
http://www.sannichi.co.jp/article/2014/09/09/00003959
≪関連サイト案内≫
* ”特定秘密保護法を問う(20)「必要性なく最悪のもの」モートン・ハルペリンさん”=カナコロ 5/15
http://www.kanaloco.jp/article/71352/cms_id/80865
*”特定秘密の諮問会議 市民団体が公開要請”
=山梨日日新聞 9/9
http://www.sannichi.co.jp/article/2014/09/09/00003959
* ” 政府秘密保護法の修正案まとめる 来月閣議決定へ”=tv asahi 9/10
*”秘密保護法 「パブコメ全内容の公開」申し入れの市民を門前払い”
=blogos 9/8
http://blogos.com/article/94091/
(2014/9/11)