2014年9月5日金曜日

福島の佐藤知事が、立候補せず  「復興の取り組みは新しいリーダーの下で」  

知事選には、立候補せずに、今期限りで退任する考えを表明した。
現職の佐藤雄平氏(66)が、県庁で記者会見をした。

次期知事選には、立候補せずに、今期限りで退任する考えを表明した。


1) 福島民報の記事より__。


『任期満了に伴い、10月9日告示、同26日投票で行われる知事選で、現職の佐藤雄平氏(66)=二期目=は4日、県庁で記者会見し、立候補せずに今期限りで退任する考えを表明した。

「今期で身を引く決意を固めた」と語った。佐藤氏は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生後、国と被災市町村の間で対応に当たってきた。・・・

 佐藤氏は記者会見で、東京電力福島第一原発事故に伴う除染廃棄物を保管する国の中間貯蔵施設の建設を受け入れるなど本県復興の課題が大きく前進したとの認識を示した

その上で「新たな段階を迎えた復興の取り組みは新しいリーダーの下で実施するべきだ」と後進に道を開く考えを示した。

 初当選時から政治理念に掲げた「権不10年(権力の座に10年いると組織は腐敗する)」の実現も退任の理由に挙げた。・・・・

 
記者会見に先立ち、佐藤氏は福島市内のホテルで連合後援会から立候補の要請を受けた。退任の意向を示したが、出席者からは続投を求める声が相次いだ。既に立候補を求められていた民主、社民両党県連、県議有志、連合福島の代表で構成する「四者協議会」に対しても、立候補しないことを伝えた。・・・=福島民報 9/5




2) 福島の住民からすれば、到底許せない行為 


表明するのが遅すぎる。
無責任極まる。
これでは、福島の住民は、浮かばれまい。


不誠実である。
「権不10年(権力の座に10年いると組織は腐敗する)」と言う考えがあったのなら、もっと早くに、進退を公表すべきであった。

佐藤氏は、いつまでもぐずぐずしていて、この日まで、引き伸ばした。

知事選まで、あとひと月余りしかない。
これで、どうやって戦挙選が戦えるのだ。

佐藤氏なら、戦えるというのか。

佐藤氏が、本当に「新たな段階を迎えた復興の取り組みは新しいリーダーの下で実施するべきだ」と考えるのなら、そのリーダーの下で、中間貯蔵施設の建設を受け入れの判断をくだせるようにすべきであった。

だが、佐藤氏は、そうはしなかった。

佐藤氏は、勝手に、自分で判断をし、安倍政権と約束をかわしただけで、中途で投げ出した。
そうとられても、言い訳が出来まい。



あと、ひと月すれば、福島の住民の総意が聴けたのである。
それをせずに、議会にかけることもなく、安倍政権と取引をした。

福島の住民からすれば、到底許せない行為である。

「立つ鳥跡を濁さず」、ということわざもある。

今からでも遅くないのだから、佐藤氏は、安倍政権との約束を「反故にする」べく、政府と話し合いを持つべきだ。


私は、そう思う。

        ≪関連サイト案内≫
福島知事、知事選不出馬表明「復興前進にめど」
=YOMIURI online 9/4

http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20140904-OYT1T50075.html

(2014/9/5)