2014年9月3日水曜日

東京都が、展示拒否した作品が、ベルリンのギャラリーで完全展示へ

東京都は、ピカソの「ゲルニカ」でも、展示を拒否するのか。
「表現の自由」の侵害に当たる。

1) 東京新聞 の記事より__。

東京都美術館が、展示を拒否した造形作品が、「ドイツ・ベルリンのギャラリーで十月から展示」される。

「特定の政治や宗教を批判する場合は展示を認めないとする運営要綱」を盾にとっての展示拒否であった。

一部修正のうえでの展示を求められた。

「こういう考えを美術館として認めるのか、とクレームがつくことが心配だった」というものだ。

まさしく、「役人根性」が見え見えの当者の言い訳である。




憲法九条を守り、首相の靖国参拝などを批判する張り紙が「政治的だ」として、今年二月に東京都美術館(台東区)から撤去を求められた造形作品が、ドイツ・ベルリンのギャラリーで十月から展示される。


都美術館では張り紙をはがして展示されたため、完全な形での展示は今回が初めて。作者は「特定秘密保護法が制定され、集団的自衛権の行使容認が閣議決定された。海外の人が日本の危うい空気を感じてくれれば」と話している。 (大平樹)
 作者は神奈川県海老名市の中垣克久さん(70)=岐阜県飛騨市出身。「時代(とき)の肖像-絶滅危惧種idiot JAPONICA円墳-」と題した作品は、竹で組んだ高さ約一・五メートルのドームに「憲法九条を守り、靖国神社参拝の愚を認め、現政権の右傾化を阻止」などと書いた紙を張り付けた。

 都美術館は二月の展示の際、特定の政治や宗教を批判する場合は展示を認めないとする運営要綱を理由に撤去を求めた。定期展は七回目だったが、担当者は「こういう考えを美術館として認めるのか、とクレームがつくことが心配だった」と説明した。・・・・』(東京新聞  9/2)

2) この事で、世界に「恥をさらした」ことになった。

東京都美術館の展示を拒否した、この 態度は、まさしく東京都が「右傾化」していることの証明でもある。

「クレームがつくことが心配だった」と言うより、展示を拒否しても、問題にはならないだろう。

民主的な都民等から、クレームが、つかないだろう、と考えたと思われる。
もし仮に、そうであれば、そのような判断そのものが、すでに、「右傾化」している証拠である、と思う。

「特定秘密保護法の制定」や「集団的自衛権の行使容認の閣議決定」をしたのは、安倍政権である。

その安倍政権が、「特定の政治」に当たる。
だから、それを批判する事は、出来ない、と東京都が判断したのだとしたら、それこそ大問題である。

そういうことを認めるのは、国民が信託している政権を、批判することはできないという事に、成るからである。

そんな馬鹿な事があるはずがない。

そんなことをすれば、「言論の自由」の侵害だ。

その意味で、東京都の判断は、間違っている。

それにしても、この事で、東京都は、世界に「大恥をさらした」ことになった。

この程度の「表現の自由」さえ、許されない。
これでも、「日本が誇る」世界的な、自由な、近代的な、都市といえるのか。

超一流の大都市と言えるのか。

今度のことで、「この程度の事」さえを許されない都市なのかと、ドイツをはじめ、多くの国々に、笑われることになるだろう。

東京都は、馬鹿な事をしたものである。


今や、商業主義に毒された観のあるオリンピックである。
されど、オリンピックだ。

これでも、舛添知事は、オリンピックを、_胸を張って_東京で開催します、といえるか。

(2014/9/3)