2015年8月3日月曜日

国会のインターネット中継が、「おもしろくて」、便利

パソコンが使えるようになったことで、ずいぶん世界が、広がってきた。
その一つが、国会のインターネット中継である。
これがあるのを知ったのは、ごく最近のことだ。


ー何がきっかけであったのか、もう忘れてしまったが―、youtubeの動画で知ったのではないかと、思う。

1) 便利で、使い勝手が良い

中継は、録画になっているから、その時に観られなくても、後からでも、見ることが出来る。

テレビのように、自分で録画をする必要がない。

また、「文字お越し」のサービスがついており、発言を「文字で読むこと」も、出来る。
これは、重宝する。

多少時間的な「ズレ」があるが、それは、十分にガマン出来る「範囲」だ。
これは、ブログの記事に「引用する」のには、便利。

これを「自分でする」となると、「大変な時間」がかかる。
また、正確に文字にすることも、「至難の業」となる。

まことに、ありがたいサービスである。
関係者に感謝したい。


2) (私自身は)NHKが中継をしなくても、困らないが・・・

ラッキーなことに、それは安保法制案の審議が始まる、少し前のことであった、と記憶する。
おかげで、わざわざ出かけなくても、居ながらにして、国会審議を聴くこと(見ること)が出来る。

NHKの国会中継の「仕方」が、あまりにも、「安倍政権寄り」(私からすれば)なので、肝心な時に、中継を見ることが出来ない。

今日の磯崎補佐官の参考人質疑も、NHKは、中継を入れなかった。(番組表からのことであり、実際には、中継されていたのなら、詫びなければならないが)
これだけ問題になっている「補佐官」のことである。

質疑の時間は、限られていた。
しかも、それは、前もって、公表されていた。

それをNHKが、知らないはずがない。
磯崎補佐官の質疑の時間帯だけでも、特別番組を組んで放送できたはずだ。

現場の「気持ち」は、どうであったのだろう。
全然、放送する気がなかったのであろうか。

安倍首相が「答弁に立つ日」以外は、中継をしない、という「不文律」でも、あるのだろうか。
「上からの通達で、出来ない」のだろうか。

それにしても、「NHKという放送局」は、不思議な局だ。

右側からは、「売国番組を放送する」と非難され、左翼からは、「政権を援護する番組を流している」と、批判される。

両翼から批判されるという事は、―論理的に観れば―「中立的な番組」を流しているという事も言える、のかもしれないが。


3) 周りに映る議員らの、表情も、興味が尽きない

さて、「面白い」と思うのには、ほかにも訳がある。
それは、質問者であったり、答弁者のことではない。

画面に映っているほかの議員、政府側の大臣や、役人の表情や動きのことである。

とくに、「目立つ」のは、岸田外相だ。
政権側が答弁するときは、必ず「画面上」に顔が写る。

その顔の表情を見ていると、じつに「面白い」のだ。
政府の高官を「つかまえて」、「面白い」は不謹慎かもしれないので、「興味が尽きない」と、言い直しておこう。

安倍首相や、中谷大臣、内閣法制局の長官が、答弁するのを聴いているよりも、岸田大臣の表情を見ている方が、「今の答弁者」の答弁が、いかなるものであるかを、「推察」できるのだ。

答弁者が、「おかしいこと、間違ったこと、トンチンカンな答弁している時」の、岸田大臣は、「顔を曇らせたり」、「うつむいたり」、「指をかいたり」して、「落ち着きがない」表情やしぐさになる。

「心理学者」でない私は、「人の表情を読み取ること」は出来ないが、「何となく」解るのである。
もちろん、これは、私のまったくの「妄想」であるのかもしれないが。


また、質問者の後ろに控えている、ほかの「委員のしぐさ」も、同じく、「興味が尽きない」時がある。

先日の山本太郎議員の質問は、特にそうであった。

後ろに見えていた委員の何人かは、初めは、「笑ったり」、前の席と後ろの席で、「ひそひそ話」をしたりしていた。
それが、山本委員の質問が進むうちに、「笑い顔が消え」、「話もやめて」しまった。

「真剣な顔」になったり、「うつむいたり」するようになっていった。
「向こう」でも、「画面に写っている」のが分かるのだろう。

「罰の悪そうな顔」に代わっていくのが、よくわかる。

それほど、山本議員の質問は、「迫力」があった。
第1級の「演説」であった。


これから先も、まだ、この法案の審議は続く。
これほど、「興味ある」国会審議は、もう見ることが出来ないかも知れない。

このブログにおいて、私は、国会が始まる前や、始まってからも、国会の審議についてのー少なからず―記事(審議の内容ではなく、審議そのものについての)を投稿してきた。

もちろん、審議の内容に関することも、多く投稿はしているが。

その意味においても、この国会の審議を最後まで見届け、「歴史の証人の一人」として、記録を残しておきたい、と思っている。


(関連サイト案内)

★ 礒崎補佐官“辞任否定” 民主幹事長が批判=日テレ
★ 礒崎首相補佐官、国会で陳謝 辞任する考えのないことを表明=FNN
★ 礒崎氏「軽率な発言おわび」…撤回も辞任は否定=読売

 加筆して、再送。2015/8/4

(2015年8月3日)