2015年8月3日月曜日

山本太郎議員が、「弾道ミサイル」問題で、首相を「直撃」

便利な世の中になった、ものである。
国会のインターネット中継のことである。

山本太郎議員は、「原発への弾道ミサイルの攻撃」、「イラク戦争の日本の活動」で、安倍首相を直撃(追及)した。
「迫力満点」、第1級の「演技」であった。

テレビの中継が入らなくても、居ながらにして、国会の審議を観る事が出来る。
先日、参議院での、山本太郎議員と安倍首相との「やり取り」が、「面白かった」

テレビでは見ることが出来ない、最高の「演技」を見せてもらえた。今後も、「この舞台」で、素晴らしい「演技」(もちろん、討議のことであるが。念のため。)を続けてもらえることを、期待したい。


1) 原発が直撃されたとき、政府は、どうするのか

山本太郎は、「舌鋒するどく」 安倍晋三を問いつめた。
これに対し、安倍首相は、まともに答えることが出来ず、官僚が作った答弁書を読み上げるのみであった。
のみならず、「正面」から、答えることが出来なかった(しなかった)。

安倍首相の常套句である「国民の命と暮らしを守る」という言葉を、「逆用」して、「これでも、「「国民の命と暮らしを守る」ことが出来るのか、と批判した。

これでは、到底、日本の国民を守ることなどできない、と切り捨てた。

山本議員は、川内原発を例に取り上げ、原発への弾道ミサイル弾が直撃を受けた時、いかなる自体がおきると「想定」しているのか、と聴いた。

安倍首相答は、「しどろもどろ」で、まともに答えることが出来なかった。
この問答を聴いた、国民は、どう思ったことであろうか。(この日は、NHKの中継が入っていた。)



2) 山本議員が、「イラク戦争の検証」で安倍首相を「追い詰め」た

さらに、山本議員は、イラク戦争の検証」を、行った。
主に自衛隊が運んだのは、国連関係者デアルといわれるが、その実態は、米国の兵士を「運んだ」というものであった。

この事実を、グラフを用いて、説明した。
何と、国連関係者は、8%ほどであった。

この自衛隊が運んだ兵士が、イラク戦争で、「武力行使」に関わった。

米国は、そこで多くの「市民」を殺戮した。
結果的には、日本が、それに「手を貸したこと」になるのではないか、と問いただした。

米軍は、イラクで、「無差別攻撃」を行った。
結果、多くの市民が、殺戮された。

ここでも、安倍首相は、まともには、「答えなかった」、そして、答弁をはぐらかした。




それにしても、彼らへの「質問時間は、あまりにも」少ない。
安倍政権は、国民への理解が進んでいない原因を、衆議院の審議おいて「与党の質問時間がすくなかったから」という「理屈」を考え出した。

その結果、参議院においては、与党の質問時間が、大幅に延長された。

だが、これは、おかしい。
法案を提出しているのは、与党の自民、公明党である。

そうであれば、当然に「与党に有利な質問をする」ことは、解りきったことである。
事実、初回の審議において、自民党の佐藤議員は、午前中に、2時間を超えるほどに時間を使って、延々と「自説」を述べ立てた。

周りにいた委員が、「退屈」し、「呆れ果てている」のが、画面を見ていても、よくわかった。
これでは、一体何のための国会審議なのか解らない。

(2015年8月3日)