2015年8月26日水曜日

米軍の「原爆投下、東京大空襲」さえ、「否定しない」安倍首相

3日間の「水入り」となった、国会の審議が再開された。
昨日も、山本太郎委員が、イラク戦争をはじめ、「原爆投下、東京大空襲」について、安倍首相に鋭い質問をおこない、安倍首相を問い詰めた。



しかし、当の首相は、「逃げの一手」に徹し、まともな答弁は、聴かれなかった。
これでは、国民の安倍首相に対する「不信感」は、強まるばかりであろう。


◆ 「原爆投下、東京大空襲」についてさえ、答弁を避ける安倍首相

山本太郎議員は、「のっけ」(冒頭)から、「本日は、時間がありません。安倍首相との、一騎打ちです」と、切り出した。

そして、「国際法違反の支援は、行わないですよね」と、問いかけた。
安倍首相は、「当然、行わない」と、答弁した。

続いて、山本委員は、イラク戦争においての米軍の「残虐非道」な行いを、紹介。国際法違反、ハーグ陸戦条約違反だ、と述べ、安倍首相の見解を質した。

しかし、安倍首相は、「山本議員が、縷々(るる)述べられたことについて、検証する資料を持たない。」という理由から、答弁を避けた。

「では」と、質問を変え、原爆投下、東京大空襲をはじめとする日本の地方都市への空爆について、首相に質した。

この事実については、さすがの首相も、「資料がないから、答えられない。知らない。」という、「言い逃れ」は出来ない。

だが、山本議員が、「原爆投下、東京大空襲で民間人大虐殺、国際法違反ですよね? 」と聞いても、安倍首相は、答弁に立つことをせず、代わりに、岸田外相が、答弁をした。

このような質問に対しても、「正面」から、答えることが出来ないとは。しかも、ーーこれを見かねた―岸田氏に、「助け舟」を出してもらわなければならない、とは。

これでは、どちらが、「最高責任者」なのか、解らない。
この質問にさえ、「正面から、答弁できない」首相に、本当に日本の首相としての「資格」がある」のか、大いに疑問がある。

そう断ぜざるを得ない。

「言えないんですね、宗主国米国の違反行為は」と、山本議員が、「ダメ押し」をした。

結局、最後まで、安倍首相は、山本委員の質問には、「まとも」に答弁をしなかった。(というよりは)答弁をしたくなかった。米国を批判するようなことは、「言いたく」なかった、のだと思う。




◆ NHKが、今や、「”公共放送”の名に値しない」ものになった

この審議には、NHKが中継を入れた。
恐らく、全国の国民の多くが、テレビに「くぎ付け」になったことであろう。

ところが、NHKは、この山本議員の質疑の途中で、中継を打ち切った。
安倍首相が最後まで、答弁を避け続けたことを、「知らせる」責任を放棄した。

いな、むしろ、「積極的」に、「知らせ、見せる」ことを、拒否した。
そう、考えざるを得ない。

このことは、「ツイッター」でも、盛んに取り上げられ、批判されている。(実は、この情報については、「ツイッター」で知った。)

NHKが、今や、「”公共放送”の名に値しない」ものになっていることは、周知の事実である、と思うが、あまりの露骨さに「唖然」とするばかりである。

おそらく、このNHKの「姿勢」に、「疑問や反感」を持った国民が、多かったのではないか。

NHKばかりを責めることはできない。
この山本委員と安倍首相のやり取りについて、大手のマスコミは、一切、取り上げていない。

報道をしていない。このことも、「看過」出来ない、問題である。


「原爆投下、東京大空襲をはじめとする日本の地方都市への空爆」についてさえ、ハッキリとした答弁をすることが出来ない安倍首相が、果たして、米国の「不当な要求」を拒むことが、出来るのかどうか。

大いに、疑問がある。

日本の多くの国民の「不安」は、ここにある、と思う。

(2015年8月26日)