2016年6月15日水曜日

脳トレに最適「家事を上手にするには、高度な脳の働きを必要とする」

『仕事や勉強の中で脳を使うのが高度で、家事の中で使うのが高度でないということはありません。…男性にとっても、女性にとっても、毎日の家事を意識してこなすことは
、脳の働きを 高めるためにとても良いことです。』(築山 節『脳が冴える15の習慣』)


仕事では、誰かが命令してくれたり、全体の流れに乗って動いていれば終わっていくこともありますが、家事は自主的に動かないと終わりません。

その、自分で考えて行動するときに、前頭葉の指令を出す力が鍛えられます。

特に定年退職後、家事を習慣の中に取り入れるのは、とても良いことだと思います。仕事で脳を使う機会はいつかなくなりますが、家事は一生なくならないからです。

定年後のボケを心配されている方は多いと思いますが、そういう人たちは、まず、家庭内の仕事を積極的にこなすことから始めて下さい。前頭葉の体力を維持する訓練になります。

ずっと奥さんに家事を任せきりにしてきた旦那さんは、それを少しでも自分でやる習慣を持って下さい。…慣れない家事を意識してやってみると、それがじつは脳をよく使う作業の連続であることに気づくと思います。



一人暮らしをすると良く分かることですが、灰皿などをテーブルに置いておくと、いつまでもソコにあります。けっして、灰皿は自分から動いてくれないからです。

脱いだ服、布団、食べ物の残り。これらも同じです。誰かが片付けないかぎり、ずっとそのままの状態であります。

定年後は、これまで出来なかった趣味に生きる。そういう考えの方も多いと思いますが、まず、この家事を人まかせにしない。そういうことから始められては、いかがでしょうか。

料理を作る。片付けをする。料理の材料を買う。
家の中を整理する。家の傷んだ所の修理をする。

一人暮らしであろうと、家族と一緒に暮らしていようと、家事は誰かがしないといけません。築山氏の言うように、積極的に自分からそれを引き受けることで、自分(脳)を鍛えることが出来ます。

近くでの買い物なら歩いていくことで、足腰の強化にもなります。

(2016年6月15日)

1 件のコメント:

satoru Kinugawa さんのコメント...

家事というものは、面倒なものです。その面倒くさいことに積極的に取り組むことで、頭脳が鍛えられます。
しかも、それは毎日続きます。それが良いのです。「継続は力なり」なのですから。

一見すると単調に思えても、家事をテキパキとこなしていくには、計画性と能率化と熟練した技が必要です。
家事は、これらの能力を獲得し、さらに強化する最適な方法であると思います。