他人から賛同される人は「賛同を求めず、望まず、そのことに執着しない」

『私たちが心にえがくのはおそらく、
飾らない、率直で正直な人、


他人の意見に頼らず自分を発揮できる人、
こう言ったらこうなるという結末にとらわれずに、

それはこうであるとありのままに語る人だろう。

また、おそらく、如才なさとかけひきよりも、
誠実さのほうが大切だと思う人である。

他人を傷つけるような人ではない。

ただ、かけひきとか、他人の感情をそこねないことばかり（に）
気をつけるような会話とは縁がないだけなのだ。』
（ウェイン・ダイアー『自分のための人生』）

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最も「他人が認める」と思われる人とは、どんな人なのか。
その答えが、冒頭の文の中にある。

ダイアー博士は、一番他人から賛同される人とは、
けっして賛同を求めず、望まず、そんなことに心を奪われない。

だから、他人の賛同を得たいなら、賛同を得たがらないことだ。
みんなに賛同を要求しないことである、と書いている。


この世では、やることなすこと全てに、
みんなの賛成が得られることは、まずあり得ない。

しかし、自分に自信を持っていれば、

賛成が得られなくても、失望したりすることはないだろう。

人はそれぞれ考え方が違うのだから、他人の反対にあっても当然である、
と受け止めることができるから。

（２０１６年６月２２日）