2016年6月14日火曜日

人生に消しゴムは必要がない

『開発型の人間として柔軟な発想、発想の切りかえをするためには、
「自分の欠点を消しゴムでけすな。」ということだ。』

(糸川英夫『前例がないからやってみよう』)


これは、「自分の弱点をしれ。」といいかえもよい。
創造性の開発も、そこから出発する。

ーーこう糸川氏は述べる。

かって糸川氏は、
子供の親に対して「子供に消しゴムを持たすな。」
と教えたことがあるらしい。

何故なら、子供は消しゴムを持たせると、
間違えたとき、すぐに消してしまう。

そうすると同じ間違いを、何度も繰り返すことになる、__。

これと同じで、大人も「消しゴムを持つな」という訳である。




そうして、自分の会社にはどのような弱点があるか、
あるいは、サラリーマンとして、自分にはどこに欠点があるか、
それを自分で見きわめろ、と言う。

自分の弱点なり欠点がわかれば、なんとかよくしようと、
誰もが努力をするだろう、というわけである。


弱点を知り、それを補おうとして努力するとことから、
柔軟な発想が生まれるし、創造性の開発も可能になる、
と解説する。

ところが、ことはそう簡単ではない。

誰しも他人の欠点はよく目につくが、
自分の欠点となると、目をつぶりがちになるからである。

自分がかわいいから、
どうしても弱点や欠点を消しゴムで
消してしまおうとする。

それだけ自分に対しては甘い、と手厳しい。


人は、見たくないものを見ようとしない。
自分の欠点には、触れたがらない。

それでは、自分を変えることなど出来ないし、
永久に発想の転換ははできない。

創造性を引き出すことなどは、到底無理なことだ、
という訳である。


(2016年6月15日)

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