2016年6月23日木曜日

自分を耕す=自己啓発は資格・就職・世間体を気にしない

『希少価値のなくなってきた学歴を追って心身をすりへらすよりも、自分がほんとうに学びたいことを、資格や就職や世間体といった雑念にわずらわされることなく、
心ゆくまで勉強したほうが、ずっとすてきなことである。』
(鎌田 勝『自己開発』)




自己啓発というと何かの資格を取るとか、
セミナーに参加するとかいうことを考えがちだ。

だが、免許状を得るというようなことではなく、
自分が本当に満足できることをするのが、長続きするコツである。

真に自分を耕すことを目的にすれば、「これでいい」ということはない。
自分を今よりもっと「大きな自分」に自分を変えていくことを
目標にするのがよい。

そのほうが楽しい、ということになる。
特に、「若い」という年齢をすぎた者にとっては、そうであると思う。

そして、「何かを学ぶ」という場合には、
鎌田氏が薦める方法が特に有効であると思う。  

「聖書でも論語でもいいが、綴じ糸が切れるほど何回も読み返し、
祖くゃくして自分のものとする。

そして、その知恵を日常の仕事や生活に活用する。
そうする人のほうがずっと利口なのである。」

「一所懸命」ではなく、「一書懸命」を目指す。



学べばそれを誰かに話し、伝えたくなるものだ。
鎌田氏も次のように書いている。

一生を消費と受容で終わってしまうのは、あまりにも空しい。
やはり、何らかの形で生産し、語り、書き、創って何かを残し、
伝えていきたいものである。

アウトプットの喜び、おもしろさ、やりがいというものは、
まさに自己啓発の醍醐味である、と。

また、一度限りの人生を大切にすることこそ、広い意味での自己啓発である、とも述べる。
(2016年6月23日)

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