2016年6月15日水曜日

マニュアルに頼るな「自分の選択・判断で行動する習慣を養え」

『反射的に行動しているだけの人になってはいけません。自分の脳を使って行動を組み立てる。
自分のルールで行動する。

そういう場面を確実に持っておくことが大切です。

効率化を極度に求められる社会の中で、私たちは1日の大半を人の脳に動かされて行動しがちなものです。

決められた時間に決められた場合に行き、与えられたルールやマニュアルに従って仕事をする。

ルーティンワークをしている人たちだけでなく、組織のトップに立っている人でも、
じつは会社から求められた選択・判断をその場その場でしているだけという場合があると思います。

そこにさらに、現代では、行動をナビゲートしてくれる便利な道具が普及している。

パソコンやインターネットを使っているときのことを思い出していただくと分かりやすいと思いますが、
「次はこうして下さい」
「YESですか?NOですか?」
「よろしければこのボタンを押して下さい」
という風に、行動の組み立てはITの側で用意してくれ、
操作している人間は、細切れの選択・判断だけしていればいい。

生活の中に、そういう場面がどんどん増えていると思います。』
(築山 節『脳が冴える15の習慣』)



人生は選択・判断の連続です。選択・判断の積み重ねが、
すなわち人生である、と言っても過言ではないと思います。

人が一人では生きていくことが出来ない以上、
まわりいる人々を無視して行動の選択・判断を下すということは、
いつでも出来ることではありません。

しかし、個人的な生活上の選択・判断の場面では、
個性的であることが求められていると思います。

そうでないと、人の一生はまわりの人々に合わせるだけのものになってしまうでしょう。

例えば、旅行することを考えてみます。

先日、「ツアーの中の飛行機で過ごすためのプラン、
の提案を旅行会社が始めた」というニュースが報じられました。

機内で過ごすということさえ、「旅行会社に任せてください」というわけです。
「お任せします」ということです。

これでは、もう「荷物」とそう変わりません。

面倒なことを人まかせにする。
それでは、脳はますます「怠け者になってしまう」
ことに成りかねません。

(2016年6月15日)

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