2016年6月24日金曜日

“ほめる”と“おだてる”は違う「ダメなところはダメと自覚させよう」

「ほめる」と「おだてる」は、天と地ほどの、違いがある。

『人のよいところを使えないのはリーダーのせいです。
だから、人のよいところを見つけて、人をほめなければいけません。これは「適材適所」の人材活用における大前提です。


でも、ほめろ、といわれると、むやみにおだてる人がいます。じつは、ほめるとおだてるのは、よく似ていますが、まったく違います。

どう違うのか?
おだてるのは、ダメなところでも「よい」とお世辞をいうこと。これでは人は育ちません。

「ほめて育てろ」ということで、多くの人が誤解しているのは、ダメなところをほめてしまうことです。それは「ほめる」ではなく「おだてる」です。

長所を見つけ出して、それを生かそうとするのが「ほめる」。だから、ダメなところはダメと指摘しなければいけません。』

(小宮一慶『Aあたりまえのことを Bバカになって Cちゃんとやる』)



そして、このことは、自分自身の場合にもあてはまります。(もちろん、このことは小宮氏も強調されています)

自身のよいところは「よくやっている」とほめてやることが大切です。反対に、ダメなところダメと、自分に言い聞かせる必要があります。

そうでないと、自分を自分で「甘やかし」ていては、伸びるものも伸びません。それではいつまでたっても、「小さな自分」でいることに甘んじることになります。

そうではなくむしろ、自分に対してこそ、他人に対する以上の「叱咤激励」が必要です。

もっとも、自分自身を「追い詰めすぎない」ように、ある程度の手加減はしてもよいでしようが、それも「手綱のひきしめ方」を間違えては、元の木阿弥になります。

(2016年6月24日)


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