無くて七癖、「人の振り見て我が振り直せ」

『あなたが気になってしかたない性癖というのは、
往々にしてあなた自身がもっているものなのです。


ただ、自分のその性癖について
「していることがわかっていない」だけにすぎません。


ほかの人の欠点が目につくというようことは、
あなた自身がもっているその性癖を気づかせ、
直させようとする、天の配剤です。

ほかの人の欠点を指摘したいと思ったときは、
それはもしかして自分の欠点でもあるのではと考えてみましょう。』
（ウィル・ボウエン『もう、不満は言わない』）

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不思議なことに、われわれは自分の癖は気にならなくても、
他人の癖は気になるものです。

そして、その気になる他人の癖が自分の持っているのと
同じような癖であることが、よくあります。

何故でしょう。

それはおそらくは、
磁石の原理と同じようなものではないでしょうか。

磁石は、マイナス同士、プラス同士は反発しあいます。

癖もこれと同じことで、似たような癖をもった人をみると、
反射的に反応するのだとおもいます。

しかも悪いことには、その「気になる癖」が自分自身にも
あることに本人が気がついていない場合が多い。

あるいは、内心は気がついているのかも知れません。
気がついていないフリをしているだけなのかも知れません。

そして、自分自身ではどうすることも出来ないので、
無意識のうちに他人を責めたくなるのかも知れません。

（２０１６年６月２２日）