2016年6月21日火曜日

知識社会にあって、「本はもっとも有能な家庭教師」である

『本はもっとも従順な家庭教師とも言える。

古今東西の哲人賢人粋人奇人が列を作って待ちかまえ、

どんな場所でも教えてくれる上に、
授業料もいらず売りとばすこともできる。』
(鎌田 勝『自己開発』)





鎌田氏は、本はその密度と自由度において__。

他のテレビやテープなどの自己啓発の媒体とは
比較にならないすぐれた特性を持っている。

本は軽く、安く、持ち運びに便利で、
斜め読み、飛ばし読み、
うしろから読み、破り読みが自由にできる。

時と場所を選ばず、
ベッドの中でもトイレでも、
その気になれば風呂に入っていても読むことができる。

このように述べる。



さらに、
本は1ページでも1行でも、自分にとって役に立つと
思ったら買って損はない、とも言っている。

以前とくらべれば
「本が高くなった」ということはあるにしても。

居酒屋やスナックなどでの飲み代のことを思えば、
まだ、安い。

懐具合と、置く場所との相談の上
ということになるのだろうが、
「これ」と思った本は、買うほうがよい。

タブレットやスマホで気軽に、電子本が読める時代だが、
紙の本の魅力はまだまだ、消えてはいない。

現代は「知識がものをいう」社会である。
つまり、学習が欠かせない。

その意味では、本はもっとも有能な家庭教師であり、
これを利用しない手はない、と言える。

(2016年6月21日)

1 件のコメント:

satoru Kinugawa さんのコメント...

年齢のせいにする訳ではないのですが、「四角い板」を見続けていると、すぐに目が疲れてきます。そのいうことからも、つい「四角い紙」のほうに頼ってしまいます。   

余談ながら、プロフィールの写真は、ごく若い頃のものです。