2016年6月30日木曜日

「よろしくお願いします」の連呼は、何とかならないのか

参議院選挙がたけなわである。だが、あの「よろしくお願いします」の連呼は、いい加減やめてもらいたい。ただただ、ウルサイだけのことだ。私は、有権者を「バカにしている」と思う。


今日も、選挙カーが候補者や政党の名前を連呼しながら、家の前の通りを駆け抜ける。何度も、何度も、政党名や候補者の名前を大声を張り上げて叫ぶ。

「00をよろしくお願いします。」
「00党の00です」
「比例代表には、00党と書いてください」
などと、いいながら。

選挙カーに乗って、走りながら連呼するのであるから、初めからまともな政策を言うつもりは、サラサラ、ないようだ。

ただただ、念仏を唱えるかのように、政党名と候補者名をスピーカ―で流し続ける、だけだ。

そうすることで、政党名と候補者名を有権者の頭の中に、「植えつけたい」という戦略なのだろう。



ツイッターなどで「活動」が出来るようになったが、まだまだ制約が多い。

また、スマホが普及したとはいえ、お年寄りなどにとっては、まだまだ使いづらいことだろう。

テレビでの政見放送でも、時間の制約、放送の方法などの制約がある中では、政策を十分に有権者に訴えることは出来まい。

街頭演説も、わざわざ聞きに行く人は、ーー有名な議員の演説を除いてはーーそう多くはないだろう。

そういう中においては、街中を選挙カーで大声を出しながら、「流していく」のが一番有権者に「強い印象」を与えることが出来る、ということなのだろう。

いまもって、戸別訪問が禁止されている中においては、そういう方法に頼ること自体、候補者にとっては無理からぬことだとは思う。

短い期間のことでもある。
「うるさい」のをしばらくのあいだ、我慢すればよいだけのことかもしれない。

だが、我々有権者は、「動物ではない」のである。まるでモルモットであるかのような扱いをされるのは、御免こうむりたい。

公職選挙法に不備があることが、根本的な問題であると思うのだが、我々有権者も良く考えてみることが必要なのではないかと思う。

(2016年6月30日)

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