2016年6月18日土曜日

日本の「コメづくり」が滅びたら、日本も滅びる

《もし日本のコメづくりが全滅したらどうなるか。
屋敷林、鎮守の森、里山、水田、畑の連なる、

これぞ日本の原風景という農村地帯の風景は確実に失われてしまう。》
(黒川紀章『共生の思想』)



芸術品ともいえる日本の酒、工芸品、民謡、祭、祭とともに
伝承されてきた地域文化のすべてが全滅することになるだろう。

農村では兼業化やサラリーマン化が進みつつあるものの、
それでもまだ農村は、職人の技術が保存される場であった。

農閉期になれば、農民は林業の手伝いに出かけ、
輪島塗りの手伝いにいく。

夏や秋の大祭に向けて、子供たちに祭りや儀式を
伝承させるべく教育をするのである。

神楽舞いや黒川能、淡路の人形浄瑠璃も
このようにして伝承されてきた。
(ここまでは、本の引用)



日本におけるコメづくりは、たんに食糧を生産する
ということ以上の意味があります。

つまり、コメづくりは「文化としてのコメ」という
位置付けができると思います。

カリフォルニアで生産されるコメは、
「食糧としてコメ」にすぎません。

カリフォルニアでのコメづくりは、
アメリカの文化とは何の関係もないのです。

カリフォルニアのコメづくりが全滅しても、
「食糧としてコメ」づくりが全滅する
だけです。

日本のコメづくりは文化、コメづくりが滅んだら日本が滅びることになるでしょう。

(2016年6月18日)


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