2016年6月18日土曜日

まだ来ぬ明日のために、現在を無駄にするな

考えてみると、実際、今以外に生きることのできる時は存在しない。

存在するのは今だけであり、未来もまた、

その時になったら現在にすぎない。

ただし、未来が今にならないうちは
その時を生きることはできない。


将来に備えよ、
後のことを考えてから行動せよ、
快楽主義におちいるな、
明日のことを考えろ、
退職後の計画を立てろ。

現在を避けるのは
私たちの文化の病弊のようなものである。

私たちは絶えず、
未来のために
現在を犠牲にするように慣らされている。

論争的に結論を導けば、
この態度は単に今の楽しみを避けるだけでなく、
永久に幸福を回避するに等しい。

いざ未来がやって来てそれが現在になると、
その時をさらに次の未来の準備のために
使わなければならなくなるからである。》
(W・W・ダイヤー『自分のための人生』)



「今を生きる」ことの大切さについては、
度々、記事にしてきました。

しかしながら、このことの重要性はいくら
強調しても、しすぎるということはありません。

『明日のジョー』というマンガに代表されるように
「明日のために」という名目で、小さい時から
「明日に生きる」ことを強制されてきました。

そして、このことは成人し、結婚し、老人になってからも
変わっていないように思えます。

(2016年6月18日)


1 件のコメント:

satoru Kinugawa さんのコメント...

もちろん、今が良ければそれでいい。今を好き勝手に生きればいい。  
後のことなど、どうでも良い、と言いたい訳ではありません。

あくまでも、今に集中することの重要性を言いたい、というだけのことです。