2015年9月30日水曜日

「毎日、原爆での攻撃は続いている」 WSJ「原爆投下を神に感謝」(Ⅴ)

丸山真男の本の「抜き書き」をしていて、偶然、あるビデオの映像を見つけました。その中で、丸山が広島の原爆について語ったところがあるので、紹介をします。
< WSJ「原爆投下を神に感謝」(Ⅴ)>を、投稿します。今回のテーマは、<「毎日、原爆での攻撃は続いている」>です。


「原爆投下」は、今も「継続」されています。
かって、丸山真男は、このように述べました。

その通りである、と思います。「毎日、毎日、原爆での攻撃は続いている」のです。まだ、過去のことには、なっていないのです。広島と、長崎への「原爆投下=核攻撃」の影響で、苦しんでいる人びと、亡くなっていく人びとが、いなくならない限りは、続いているのです。


◆ 丸山真男が、原爆について語ったこと

<youtubeの画面の表示から、抜書きをしました。)

(アメリカの若造が、僕に言った)
・核爆発なんて 騒いでいるけど
そのうちに 風化する

僕は ちょっと 激昂してね。(ここまでは、米国にいた時の話)

・よろよろと 三々五々と入ってきました
塔のまえでバタッと
見る間に 広場はいっぱいになって
何百という 地上に横たわった
人のうなり声が
今でも耳に聞こえるようです

今日でも 新たに
原爆症の患者が 生まれている

長期患者 あるいは二世の被爆者が
今日でも 白血病で死んでいる

日々起こっている
毎日 原爆は落ちている

広島は 毎日起こっている
毎日 我々に
問題を突き付けている


・戦争を選んだら
核戦争に なりますから
おしまいです

戦争は 国家の手段として 選べない
現実には

・日本は 唯一の原爆被災国で
あるという事の 意味を
もっと活さなきゃ いけない

世界に 胸を張って
何とお前たちは バカだと
言わなければ ならない





◆ 毎日「原爆で攻撃される」ことに、我慢が出来るのか

原爆を投下した(核攻撃をした)米国に対し、安倍首相は「自衛隊が米国を守らなくていいのか」と述べ、安保法案を国会に提出。「ごり押し」の末に可決させた。

安倍首相は、祖父である岸信介の「日本国憲法は、日本人を骨抜きにするものである」という認識を、共有している。米国に「押し付けられた」憲法であると思っている。

そうであるのに、「日米安保条約」を、米国に「押し付けられた」条約であるとは、けっして言わない。それどころか、それをもっと、強固なものにしようと画策した。それが、今回の安保法案だ。

しかも、日本国憲法の規定を、日本国憲法の精神を、無視し、蹂躙した上でのことであった。到底、許されることではない。


広島や長崎への核攻撃によって、今なお、多くの人々がこの攻撃の「犠牲」になって苦しんでいる。原爆症で亡くなっている。

それでも、米国人は、日本人に対し「原爆投下を神に感謝」せよ、と言い続けるのか。

考えても、みよ。

もし、これが反対の立場(日本が核攻撃をしたとしていたら)であったら、どうなるか。それでも、米国人は、日本人の「原爆投下を神に感謝」せよ、という言葉を肯定することができるのか。

毎日、毎日、「原爆で攻撃される」ことに我慢が出来るのか。

(2015年9月30日)