2015年9月16日水曜日

森田ブログから(Ⅱ) 安倍首相こそ「日本における超危機的存在」 

「破壊魔」同志
すごく、明快だ。快刀乱麻とは、このことをいうのか。
森田実氏のブログが「面白い」。
今や、安倍首相こそが、「”日本にとって超危機”的存在」になった。これが、今回取り上げる記事の「テーマ」である。


なお、ここで取り上げる森田氏の記事は、『日刊ゲンダイ』に掲載された。

◆ 論旨が明快なので、「歯切れ」がいい

明快という意味においては、森田実のブログと、『日刊ゲンダイ』のニュース記事には、「共通性がある」ように思える。

引用記事の「テーマ」は、安倍首相と橋下徹氏との「共通性」についてである。森田氏は、それを「能動的極右幼児性ニヒリスト」というキーワードを使って、見事に解明して見せてくれる。

インタビューなので、会話調になっているが、論旨が明快なので、すごく「歯切れ」がいい文章になっている。ともすれば、一体「何が言いたいのか、よく解らない」と思えるような記事が乱立する中において、「稀有」なブログである、と思う。

以前にも書いたことであるが、ごく最近になって出会ったブログであり、そのすべてに、「目を通し終わった」わけではない。読んだ記事は、「安保法案の審議が始まる少し前あたりのもの」からである。

数えたわけではないが、おそらくは30本程度ではないか、と思っている。それでも、森田氏の「透徹した目」のすごさは、十分に「感得」することが出来る。


◆ 安倍首相に焦点を当てて、関係する箇所を抜き出す

以下に、特に安倍首相に焦点を当てて、関係する箇所を抜き出してみる。
≪・私は安倍首相も橋下さんと同じ「能動的極右幼児性ニヒリスト」だと思います。やりたい放題、言いたい放題。戦争もいとわず、戦後の安定した秩序を破壊しようとしているのですから。安倍首相の「積極的平和主義」は戦争したいというのを隠すための〝包装紙〟にすぎません。
・本質的には日本がいまだ米国の植民地になっていることと関係が深いと思います。左翼を嫌いな米国が極右的な思想を持った政治家を育ててきた安倍首相は米国の対日政策の産物ですよ。戦争したがる政治家を育てることによって、半永久的に自衛隊を米国の下請け軍隊にさせる。集団的自衛権の解釈改憲と安保法案で、いまそれが成功しつつある。
・・・・米国が対日政策の中で育て上げたのが安倍首相や橋下さん。そして、いまや安倍・橋下は同志の関係です。
・結局、橋下さんがこの時期に維新分裂に動いたことが、安保法案成立への援護になりました。与党は維新の対案の扱いで頭を悩ませていましたが、維新の混乱で対案を無視する理由ができ、原案のまま通すことができるようになった。これはすごい恩義です。だから安倍首相は橋下さんを利用するとともに、橋下さんに借りができたわけです。
・彼らは幼児ですから、指導者としての本質が備わっていないニヒリズムだから理想がない。日本人としてよって立つものがなく、米国の対日政策の手先になって戦争をしかねいない人たちです。日本にとって大変な危機です。

◆ 今や、安倍首相こそが、「”日本にとって大変な危機”的存在」になった

需要と思われるキーワードを「赤字」に変えていたら、ご覧のように、ほとんど「赤い部分」ばかりなってしまった。

この部分だけで、安倍首相がなぜ、あれほど「躍起になって」安保法案を通そうとしているのかが、よく解る。安倍首相は、米国に「よくやった」とほめてほしいのだ。

ただただ、そのことだけのために、「一生懸命になっている」のだ。それが、森田氏の「見立て」である。

我々国民のために、「何かやってくれる」という期待をもたせる「ふり」をしながら、結局、「していること」は、現状破壊でしかない。しかも、その破壊の後には、何も残らない。

これは、幼児が「遊びに飽きて、オモチャを壊す」行動をとるのと、そっくりである。そのことを森田氏は、上に引用した記事の中において、見事に「描き出して」見せてくれた。

この森田氏の文章が、「名文」かどうかという事について判断する能力は、今の私にはないが、「手本にしたい」文章である。

安倍首相が自民党の総裁で選ばれたことで、安保法案が、もしこのまま「可決成立した」ということになると、日本の先行きは、まさに「お先、真っ暗」という事になりかねない。

安倍首相が、「”日本にとって大変な危機”的存在となっている」という認識は、
この安保法案に反対する国民に共通のものである、といえるだろう。

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(2015年9月16日)