2015年6月7日日曜日

船長「風を背に航行」=中国の客船転覆事故 死者400人超

中国湖北省荊州市の長江で456人の乗った大型客船「東方之星」が転覆した事故で、死者は6日までに406人に達した。当局は引き揚げた船内の捜索をほぼ終了。専門家を内部に入れるなどし原因究明を本格化させる。



船長は「風を背に航行しようとした」と話しており、悪天候の中、操船状況なども焦点となる。中央テレビなどによると、死者には3歳の女児も含まれる。行方不明者は36人。救助された生存者は14人にとどまっている。当局は捜索範囲を長江中流域から河口の上海まで拡大することを決めた。
船長「風を背に航行」=客船転覆、死者400人超える-中国=時事ドットコム

◆ 経験が豊富で、仲間から尊敬を集めていた、船長が起こした事故

事故のあった長江は、日本のような縦に細長い国に住む我々には、想像もできないほどの川である。
河口付近の川幅は、15㎞にも及ぶ。
事故現場のあたりでも、川幅は約1000mである。

一方、客船の「東方之星」号は、大型といっても、全長76.5m、幅11m、2200t。
川幅の広さからすれば、比べ物にならないほどの大きさである。
しかも、事故の前日から、天候は大荒れであった、ということだ。

助かった船長であるが、経験が豊富で、仲間から尊敬を集めていたことが、同僚の話や国営メディアの報道で明らかになった、とWSJが報じている。

そのWSJは、同じ記事の中において、波が荒く、他の船がイカリを降ろしているなかで、航行を続けた。
当局から豪雨と嵐について警告された後も航行を続けた、と書いている。
転覆した中国客船の船長に同情の声、「経験豊富で尊敬されていた」=WSJ

経験が豊富で、仲間から尊敬を集めていた、と言われる船長が、何故「無謀」ともおもえる航行をつづけたのか。
もしこれが、経験が不足しており、仲間からの尊敬も集めていなかった、という船長であったのなら、この「無謀さ」は理解できる。

このような立派な人格の持ち主であるとされていた船長が、このような事故を起こした、その事こそのこそ、問題の核心があるのではないか。
そう思う。

(2015年6月7日)


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