2015年6月6日土曜日

二階氏「呼ぶのが間違い」  憲法審査会参考人の安保「違憲」

自民党の二階俊博総務会長は6日のTBS番組収録で、衆院憲法審査会の参考人質疑で党推薦の憲法学者が安全保障関連法案を「憲法違反」と指摘したことに関し、人選した党メンバーを批判した。

「そもそもこういう人を呼んでくるのが間違いだ」と述べた。「党の方針は初めから決まっている。あくまで参考意見で大ごとに取り上げる必要はない」とも語った。

二階氏「呼ぶのが間違い」 憲法審査会参考人の安保「違憲」=47ニュース

◆ 船田元(はじめ)氏の、にがりきった顔が印象的

衆議院憲法審査会の構成は、会長が自民党の保岡興治氏で、委員は自民31、民主8、維新4、公明4、共産2、次世代1の計50人。
国会内会派の所属議員数に応じて割り振られている、のだそうである。

50人中、35人もの与党の委員が並ぶ中において、しかも、与党が推薦した参考人が、与党の自民・公明が了承し、安倍内閣が閣議決定をした安保法制案を、「憲法違反である」と否定をされたのである。

怒り心頭に発しても、少しもおかしくはない。
ただし、「あくまで参考意見で大ごとに取り上げる必要はない」とまで言うのは、どうかと思う。

ところでこれは、誰に向かって言われた言葉なのであろう。
菅官房長官や、中谷防衛大臣らに対してのことであろうか。

それとも、マスコミに対しての言葉であろうか。
どちらにしても、この言葉は、こういった審議会における参考人にたいする、自民党の議員の姿勢のあらわれ、であろう。

さて、この二階氏の考えは、自民党の中において、特殊な考え方、意見なのであろうか。
それとも、大方の自民党議員に共通のことなのであろうか。
興味のもたれるところである。

それにしても、この会合での、ツイッターなどにアップされている船田元(はじめ)自民党憲法改正推進本部長の、にがりきった顔が印象的であった。

(2015年6月6日)

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