2015年6月15日月曜日

学者批判から一転、政治家批判へ 高村氏の無定見   

前には、学者の言う通りにしたら、日本の平和が保たれたのかは、極めて疑わしい、と批判。今度は、一転して、その学者を無批判に受け入れる、「政治家が悪い」と矛先を変えた。
このように、無定見にものをいう高村副総裁を、信用できるか。
大いに、疑問がある。 
 






◆ テレ朝NEWS の記事 

国会で3人の憲法学者が安保法制を「違憲だ」と指摘したことについて、自民党の高村副総裁は「学者の言う通りにしたら日本の平和が保たれたか極めて疑わしい」と改めて反論しました。
 自民党・高村副総裁:「60年前に自衛隊ができた時に、ほとんどの憲法学者が『自衛隊は憲法違反だ』と言っていた。憲法学者の言う通りにしていたら、自衛隊は今もない、日米安全保障条約もない。日本の平和と安全が保たれたか極めて疑わしい」
学者の言う通りにしたら平和が保たれたか」高村氏

◆ 都合が悪くなると、前言を変える、高村副総裁の言葉は、信用できない

前から、コメントをしようと思っていたが、ノビノビになった。

そこで、何故、いまごろになってまで、このテレ朝の記事について、コメントをしておきたいと思うようになったのか、述べておきたい。

高村副総裁は、上に引用した記事中で、次のように述べる。

私が批判しているのは憲法学者ではなくて、憲法学者の言うことを無批判にうのみにする政治家だ」というのだ。

これは、6月9日の、ニュース記事である。
この発言には、「矛盾」というか、「混乱」がある。

「憲法学者の言う通りにしていたら」と、学者を批判している。
そうしながら、今度は、「学者の言いなりになる」政治家が悪い、という。

これは、3人の参考人に賛同する学者が、どんどん増えてきていることによるのだろう。
6月3日には、「戦争法案(安保関連法案)の速やかな廃案」を求める声明が出された。

その声明の賛同者が、173人から、220人へとふえた。このことが、大きいのだろう。


ところで、高村副総裁は、以前には、何と言っていたか。
6月5日の、「日テレNEWS24」から、引用する。

4日に衆議院の憲法審査会で3人の参考人全員が安全保障関連法案は「憲法違反」との認識を示したことを受け、5日の役員連絡会で自民党の高村副総裁は、安全保障関連法案について憲法違反にはあたらないと反論した。
 自民党の役員連絡会で、高村副総裁は「自国防衛の目的を持ったものに限ったものだから、最高裁が指し示す法理の範囲内であることは間違いない」と述べ、憲法違反との指摘はあたらないと反論した。

「安保関連法案「憲法違反でない」自民副総裁

ここでは、”3人の参考人全員が、安全保障関連法案は、「憲法違反」との認識を示したことを受け”、と書かれており、直接に、学者(参考人)を批判したことは、はっきりしている。

さらに、「憲法違反との指摘はあたらない」、と述べていることからも、批判が学者らに向けられたもの、であることは、明らかである。

このように都合が悪くなると、前言を変えて、批判の矛先(ほこさき)を変える。
このように、発言を軽々しくかえる、高村副総裁の言葉を「鵜呑み」にすることは、できない、とおもう。


(関連サイト案内)
学者は9条字面に拘泥」 高村氏、参考人に反発=東京新聞 6/5

(2015年6月15日)





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