2015年6月19日金曜日

船田氏「参考人推薦はミスだった」  国民には「ナイス」な人選だ  

ここにきて、ようやく、船田元氏が「ミス」認めた。テレビで話したようだ。
しかし、我々、国民には、「ナイス」な人選だった。  
衆院憲法審査会の、参考人の人選のことである。

写真は、参考人の話を聞いた直後の、船田氏の様子。

「どうか」と思ったが、つかわせてもらう。




◆ BIGLOBEニュース の記事  

★衆院憲法審査会の船田元・与党筆頭理事(自民)は2015年6月18日夜に出演したBS日テレの「深層NEWS」で、与党が憲法審査会に参考人として推薦した長谷部恭男早大教授が安保関連法案を違憲だと指摘したことについて、「正直、ミスだった」と話した。
船田氏、長谷部教授の参考人推薦は「ミスだった」=J-cast  


◆ 3人の参考人は、「歴史的」な仕事をされた

記事によると、次のような事情があった。

船田氏は、憲法審査会では、立憲主義という大きなテーマで、議論しようとした。
ところが、安保法案の合憲性についての質問が出たので、長谷部氏が、持論を展開した。

船田氏は、これに当惑した。
特定秘密保護法案の審議で、与党が長谷部氏を参考人として呼んだ際は、「ご理解のある発言を頂いて」いた、からだろう。

そのため、「少し安心して選んでしまった」と、釈明したようだ。

しかし、誰を呼んでいたとしても、「違憲ではない」と、はっきりと言い切れる学者は、そうはいまい。
いたとすれば、よほど「異端の学者」だろう。

学問の世界は、政治の世界とは違って、「多数決」できまる世界ではない。
このことは、たしかなことだ。

それだけに、学者としての「良心」が、問われる。
また、その発言は、影響が大きい。

このようなブログで発信するのとは、訳が違う。
学者としての「責任」のうえに、自信を持って「合憲だ」というのは、相当「勇気」がいることだろう。

はたして、そのような学者がいるか。
有識者会議で、「仲間内」だけで話すのとは、訳が違うのである。


それにしても、このことについての、「一連の騒動」は、「興味」ぶかい、ものであった。

政治家が、何かといえば、「アテにする学者」や、「有識者と称される人々」に対し、「いかなる意識を持っているのか」ということを、見事に描き出してくれた。

その意味においても、3人の参考人は、「歴史的」な仕事をされた、といえよう。
「お疲れ様でした」

(2015年6月19日)

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