2013年8月8日木曜日

■ 溝手会長の発言 は、不謹慎。 国会は除名するべきだ。

昨日政府の失言問題を取り上げたが、またも同じことが繰り返された。

自民党の溝手顕正参議院会長が党本部で行われた研修会で、「安倍晋三首相のように大変勢

いの良い首相の下だと、ばかでもチョンでも通る要素があることは否定できない」と述

た。


口頭でなのだから「チョン」と書くのは、適切ではないと思うが、もっと別な意味を持たせるつもりであったのか。ここは「ちょん」と書くべきところであろう 。わざわざカタカナで、と付け加えたのだとしたら、それこそ大問題である。
(注 「ちょん」=知恵が少し足りないこと。また、そういう人。岩波国語辞典より:追記)


そして、研修の中で、すぐにその発言を撤回した。

あまり深く考えもしないで思ったことを口にする。そして批判に会うとすぐに撤回する。

それこそ身内の中の気楽さで、口が滑ったとでも言い訳するのであろうか。

たとえ自党の国会議員に対してであろうと、「ばか 」とか「ちょん」呼ばわりする国会議員というのは、どういう存在なのであろう。
まして自党の参議院の会長に選ばれたばかりである。

数の論理をもってのことであれ、このよう発言をする人物を会長に選んだ自民党とは、いかなる政党であるのか。

かって立花隆氏は、「田中角栄研究」や「田中真紀子研究」や「日本共産党研究」は出版したが、
ついに「自民党の研究」は、出すことをしなかった。
その理由は不明である。
もしまだ元気が残っているのなら今こそ、その豊富な情報源を使って、自民党の研究をし、その成果を本にしてほしいものである。

国民が少なくとも今後3年間日本の将来を託す自民党という政党は、いかなる性格の党であるのか。あの「鮮やかな手口」で明らかにしてほしいものだ。

少し筆が横に滑った。元に戻します。

今後も引き続き自民党の参議院の議員は、溝手氏を会長にしておくのか。
このような発言をされて、それをすぐに撤回したからといって、そのままにしておくつもりなのか。

すぐに除名にするべきだ。
もし自民党が溝手氏を「なんのおとがめもなし」ということでこのまま議員としておくのなら、
もはやこの党には、期待できない。

このような発言は、自民党内の問題だけで済ませられることではない。
これは国会議員全体の問題であり、国民全体の問題だ。

こんなことを言う国会議員をそのままにしておくことは、日本の国民が世界から侮蔑を受けるもとになる。
即刻国会は、「国会侮辱罪」をもって、溝手氏を、除名するべきである。
もしそれが出来なければ、日本の国会は「死んだも同然」である。

(北海道新聞による論説が、8/11に出ました。そちらもどうぞ。追記)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/485080.html

≪サイト案内≫
  溝手会長の発言についての報道  
   http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130807/stt13080723560018-n1.htm