2013年8月10日土曜日

「電力会社とエネルギ」をもとに、東電の「体質」について考える(3)

少し間が空きましたが、東電の「体質」についての締めくくりの回です。
前回は7月30日でしたが、その後の東電をめぐる動きを見ると、隔絶の感があります。


麻生発言に始まって、集団的自衛権の行使の容認への動き、ーー東電の汚染水についてのーー「産経ニュース」を初めとする、マスメディアの政府対応の要求の高まりなど。

それを受けての、経産省による1日300トンの、海への流出の試算結果の公表。
そしてついに8月7日には安倍首相による、「国費投入」の表明。
実に事故発生から、2年6か月が過ぎてからのことです。

もはや福島の事故は、東電の手を離れた感がある。もっとも国が具体的にどれだけの事をするのかは、まだ未知数である。
また同じような事がくり返されないと言う保障は何もない。

て前回は、締めくくりとして、CO2のことについて書くことを約束しました。
専門家ではないので詳しい説明は無理ですが、知りえた限りのことについて述べてみます。

すぐ下が、地球誕生のころからの、酸素、二酸化炭素、アルゴン、窒素の変化を示した図です。
CO2が極端に減少しているのが分かります。




つぎに最近の日本のCO2濃度の変化のグラフを次に示します。



気象庁の観測点での大気中の二酸化炭素濃度と濃度年増加量の経年変化
増加量はほぼ一定ですが、年々増加している事がわかります。
これは地球全体の傾向と同じです。二つのグラフを重ね合わせれば、それが良くわかります。

地球が誕生した時に地上をおおっていたC0が減り,そのことでOが増えました。
その結果,C02とは逆の線を描くことになります。
ここには示しませんでしたが、おそらくCOの上昇曲線は、英国の産業革命以後始まったことであろうと見る事が出来ます。


ころでCO2はまるで悪魔の元素のように言われていますが、今極端な例をモデルにして考えてみます。
仮に大気中のCO2がすべてなくなってしまった状態を考えます。するとどうなるのでしようか。
そのことは、地球に取って本当に良いことでしょうか。

温室効果はなくなり、温暖化が防げ、海に沈む台地がなくなり、世界の人々に安心と幸福を約束するものになるのでしょうか。
一見、これはとても良い事のように思えます。

しかしCOが亡くなれば、COを「食糧」にしている植物は死滅します。
森林はもとより、草も生えません。野菜も出来ません。

そうなれば、植物を食べて生きている、動物も生存することは不可能です。
人間も動物である以上、他の動物と同様です。つまりは生存できません。

この地球上には生物も動物もいなくなり,太古の時代と変わらないものになるでしょう。

だから、COがなくなることは、逆に生物や動物や人類にとっては、大変なことです。
COがまったくなくなれば、地球上は厚い氷におおわれてしまいます。COのおかげで、温かく暮らすことが出来るのです。

しかしCOばかりになれば、生物が生存できないのもまた事実です。
要するに程度問題です。

番上の図に示したように,COはほとんどなくなりつつあります。減らすことより増やすことを考えるべきでしょう。
前回示したように、化石燃料(シェールガスは、少なく見ても、あと150年間使えるぐらいは充分にあります。

火力発電--原発に頼らない--だけで充分に電力をまかなうことはできます。それによってCOが排出されることになっても、大騒ぎをするほどのことではありません。

COが極端に減っていることからすれば、今の地球は温暖化するより寒冷化に向かっているとみるべきです。

力会社や国が言うように、原発に頼らずとも、十分に電力は賄えます。
もちろん地熱発電もいいでしょう。風力、太陽光もあります。しかしこれらを作ったり、施設を維持したりするには、石油に頼ることが必要です。

そうなら初めから、石油を燃やす火力発電のほうが、効率的でしょう。
火力発電なら、東電のような会社も国民をだましたり、傷つけたりしないで済みます。
堂々と営業をして、稼げます。社会に有用な企業であることを証明できることでしょう。

消費地のすぐそばで発電が出来れば、長い送電線の必要もなくなり、ロスも減るでしょう。
いいことばかりです。
原発と別れてしまえばいいのです。そうすれば未来は明るいものになることでしょう。
東電の会見を聞いていると怒りより、哀れさが先に来ます。
あの会見をしなければならない社員の方には、同情を禁じえません。

そんなことのために、会社勤めをしているのではないとおもいます。
こんな社員を作り出す会社は、存続する価値がないと言われても反論できないでしょう。(完)

≪サイト案内≫

  「大気と海の歴史」について
http://www.s-yamaga.jp/nanimono/chikyu/taikitokaiyonorekishi.htm

  気象庁のサイト
http://ds.data.jma.go.jp/ghg/kanshi/ghgp/co2_trend.html