マスコミが報じる情報をもとに、このブログの記事を書いているのであるが、今日フト思ったことがある。
ほかに大事な事があるのに、なぜこんな記事ばかりをどのマスコミも書くのだろうと思う時がある。
ある事実を取り上げ、報道する。
するとそれを読んだ読者は、自分の頭の中で様々なことを考える。
Ａという事実があるなら、Ｂという書き方になるはずだ。
こういう記事の書き方になるはずである、と自分の頭で思う。
例えば今夏の安部首相の夏休みを例にとる。（今ここで、首相を批判したい訳ではない。一つの例としてとりあげるだけである）
次に示すのが、時事通信（全国ネット新聞）が報じた首相の夏休みについての第一報である。
第２報は、次の通りである。
② 夏休みに入った安倍晋三首相は１０日、山梨県鳴沢村の別荘近くにあるゴルフ場を訪れ、友人や秘書官とプレーを楽しんだ。この日は天候に恵まれ、首相は気持ち良さそうにドライバーを振り、笑顔を見せていた。あすもゴルフの予定で、ゴルフざんまいの休みになりそうだ。 （2013/08/10-16:02）
この間の日本での動きは以下の通り。
９日の午前９時には気象庁が「命を守る行動をとるよう」国民に呼びかける。
９日の１１時ごろには、秋田で土石流のため５人が行方不明。
１０日の午後６時ごろには、岩手で、２人死亡、６４人が孤立。
東北は豪雨で、大変な状況になっていた。
これらの事実を知っている報道機関の、安倍首相の夏休みに対する報道が、①と②なのである。
やっと１１日になって、被災地を視察した民主党の幹事長の、安倍首相への批判が出て、下の記事が出た。
しかしこの記事は、全国ネット新聞社が出したもので、大手マスコミのものではない。
この記事は、大畠氏の「安倍首相への批判」を載せているだけで、あとは行動の記事である。
そこには、独自の判断による記事の記載はない。
しかし、まだ報道するだけ、良心的だ。
それ以外の大手マスコミはすべて、沈黙したままである。
もちろん社説でも取り上げていない。
いま日本中が大変な時である。
福島の事故に関することはもとより、全国で豪雨による災害も起きている。
「絆」、「美しい日本」、「強い国」などが、安倍首相のモットーではないか。
これらのことがすべて危機にある。
「こんな時に、何をしているのだ。」
「ゴルフをたのせんでいる場合か。」
と言うぐらいの批判が、大手マスコミからでていいはずだ。そういう記事をかくべきではないか。
よくこんな時にゴルフをして、笑っておれるな、あきれる、というのが普通の国民の反応であろう。
（もちろん安倍首相が休暇中に何をしようが、笑おうと泣こうと、それは勝手である。）
問題にしたいのは、マスコミの姿勢である。
豪雨で国民が苦しんでいる時に、ゴルフに興じる首相については、何の批判をしない。
せめて、「批判がある」と付け加えるべきであろう。
マスコミが取り上げる内容もそうであるが、また取り上げない「内容」も、その姿勢を示す。
参議選のまえにＴＢＳと揉めたことの内実を知るであろうマスコミは、安倍首相に何も言えなくなってしまったのであろうか。
さらに自民党があまりにも勝ちすぎたことで、マスコミが安部首相に何も言えない状況が続くのなら、本当に日本は、「沈没」する。
報道記事を読み、批判したり、さらに、その奥にあるものを探ろうとしているが、あくまで手がかりは
マスコミの報道による。
マスコミの報道をもとに、「枝を伸ばして」その深層を探ろうとしているのであって、報道自体が出てこなくなれば、手の施しようがない。
報道機関が「何をいかに報道する」か、あるいは「何を報道しようといないか」を見極めることは、
マスコミが今どちらを向いて報道をしているかを示すものである、といえるであろう。
≪サイト案内≫
秋田の豪雨をつたえる 毎日 の記事
http://mainichi.jp/graph/2013/08/10/20130810k0000m040068000c/014.html
大畠氏の安倍首相への批判をのせた 共同通信 の記事
http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013081101001530.html
ゴルフを楽しんでる安倍首相を写した記事
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130810-OYT1T00809.htm
ほかに大事な事があるのに、なぜこんな記事ばかりをどのマスコミも書くのだろうと思う時がある。
ある事実を取り上げ、報道する。
するとそれを読んだ読者は、自分の頭の中で様々なことを考える。
Ａという事実があるなら、Ｂという書き方になるはずだ。
こういう記事の書き方になるはずである、と自分の頭で思う。
例えば今夏の安部首相の夏休みを例にとる。（今ここで、首相を批判したい訳ではない。一つの例としてとりあげるだけである）
次に示すのが、時事通信（全国ネット新聞）が報じた首相の夏休みについての第一報である。
① 安倍晋三首相は９日夜、山梨県鳴沢村の別荘に到着、夏休みに入った。予定は２０日までの１２日間。もっぱら好きなゴルフをして英気を養う。
首相は・・・・１２日に首相官邸に出勤。この後、２日間の日程で地元山口県にお国入り。首相が
・・・・萩市を訪れる。
終戦記念日の１５日は・・・・・参列する。２０日までの間、これら以外に特段の予定はなく、別荘周辺で連日ゴルフを楽しむという。
首相は５月の大型連休以降、地方視察や参院選の応援で忙しく、十分な休みが取れなかった。６年前は健康問題を理由に退陣したこともあり、周辺は「ゆっくり休ませたい」と気遣っている。（2013/08/09-22:17）（…は、この投稿における省略部分）
首相は５月の大型連休以降、地方視察や参院選の応援で忙しく、十分な休みが取れなかった。６年前は健康問題を理由に退陣したこともあり、周辺は「ゆっくり休ませたい」と気遣っている。（2013/08/09-22:17）（…は、この投稿における省略部分）
第２報は、次の通りである。
② 夏休みに入った安倍晋三首相は１０日、山梨県鳴沢村の別荘近くにあるゴルフ場を訪れ、友人や秘書官とプレーを楽しんだ。この日は天候に恵まれ、首相は気持ち良さそうにドライバーを振り、笑顔を見せていた。あすもゴルフの予定で、ゴルフざんまいの休みになりそうだ。 （2013/08/10-16:02）
この間の日本での動きは以下の通り。
９日の午前９時には気象庁が「命を守る行動をとるよう」国民に呼びかける。
９日の１１時ごろには、秋田で土石流のため５人が行方不明。
１０日の午後６時ごろには、岩手で、２人死亡、６４人が孤立。
東北は豪雨で、大変な状況になっていた。
これらの事実を知っている報道機関の、安倍首相の夏休みに対する報道が、①と②なのである。
やっと１１日になって、被災地を視察した民主党の幹事長の、安倍首相への批判が出て、下の記事が出た。
しかしこの記事は、全国ネット新聞社が出したもので、大手マスコミのものではない。
民主党の大畠章宏幹事長は１１日、豪雨被害の視察に訪れた盛岡市で、１０日にゴルフを楽しんだ安倍晋三首相を批判した。「大規模水害で犠牲者が出ている中、笑顔でゴルフに興ずる首相の神経は全く理解できない」と指摘。首相が約１０日間の夏休みに入っていることにも「被災された人々は休みどころでない。首相も国民と共にあってほしい」と記者団に述べた。
東北北部は９日、豪雨に襲われた。大畠氏は視察で、設備が土砂に埋まるなどして多くの旅館が営業停止に追い込まれた盛岡市内の温泉街や、床上浸水の被害が多数出た岩手県矢巾町を訪れた。（全文）
この記事は、大畠氏の「安倍首相への批判」を載せているだけで、あとは行動の記事である。
そこには、独自の判断による記事の記載はない。
しかし、まだ報道するだけ、良心的だ。
それ以外の大手マスコミはすべて、沈黙したままである。
もちろん社説でも取り上げていない。
いま日本中が大変な時である。
福島の事故に関することはもとより、全国で豪雨による災害も起きている。
「絆」、「美しい日本」、「強い国」などが、安倍首相のモットーではないか。
これらのことがすべて危機にある。
「こんな時に、何をしているのだ。」
「ゴルフをたのせんでいる場合か。」
と言うぐらいの批判が、大手マスコミからでていいはずだ。そういう記事をかくべきではないか。
よくこんな時にゴルフをして、笑っておれるな、あきれる、というのが普通の国民の反応であろう。
（もちろん安倍首相が休暇中に何をしようが、笑おうと泣こうと、それは勝手である。）
問題にしたいのは、マスコミの姿勢である。
豪雨で国民が苦しんでいる時に、ゴルフに興じる首相については、何の批判をしない。
せめて、「批判がある」と付け加えるべきであろう。
マスコミが取り上げる内容もそうであるが、また取り上げない「内容」も、その姿勢を示す。
参議選のまえにＴＢＳと揉めたことの内実を知るであろうマスコミは、安倍首相に何も言えなくなってしまったのであろうか。
さらに自民党があまりにも勝ちすぎたことで、マスコミが安部首相に何も言えない状況が続くのなら、本当に日本は、「沈没」する。
報道記事を読み、批判したり、さらに、その奥にあるものを探ろうとしているが、あくまで手がかりは
マスコミの報道による。
マスコミの報道をもとに、「枝を伸ばして」その深層を探ろうとしているのであって、報道自体が出てこなくなれば、手の施しようがない。
報道機関が「何をいかに報道する」か、あるいは「何を報道しようといないか」を見極めることは、
マスコミが今どちらを向いて報道をしているかを示すものである、といえるであろう。
≪サイト案内≫
秋田の豪雨をつたえる 毎日 の記事
http://mainichi.jp/graph/2013/08/10/20130810k0000m040068000c/014.html
大畠氏の安倍首相への批判をのせた 共同通信 の記事
http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013081101001530.html
ゴルフを楽しんでる安倍首相を写した記事
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130810-OYT1T00809.htm
