2013年8月31日土曜日

シリア情勢でオバマ政権が軍事介入を急ぐのは何故(1)

シリアの軍事介入について英政府が、行使しないことをきめた。
にもかかわらず、アメリカのオバマ政権は、軍事介入を実行するため、米国議会への働きかけを強めている。


シリアの化学兵器の使用の疑惑は、これまでもたびたびいわれてきた。

なのに、この時期に、あえて軍事介入を急いで強行するのはなぜなのだろう。
基本的な事実を見てみる。

≪直近の動きを整理する。 ≫

2013年815日 サリンなどの神経ガスの使用の有無を調査するための国連調査団がダマスカス           に入った[284]
8月20日    *  CIAがイラン政変を主導・ 関与認める初の公文書が公開された。

          *イラク北部のクルド人自治区への難民が急増し、今月15日以降で約3万               人に達したとされる。
          * 米、4〜6月にも新型核実験 「核軍縮」強調の裏で
              オバマの、二枚舌外交が、明らかに。
       * 国連査察団の車列が銃撃を受ける。この結果、現場の査察はでき         ず病院で患者から、サンプルを採取するだけとなった。

          *米国債、10月中旬に債務上限超え デフォルト懸念もと発表された。

8月27日      シリアの化学兵器使用断定 ケリー米国務長官 
 828日、   * 国連査察団2回目の現場周辺で調査。
       * 米国、シリア攻撃準備完了 「29日にも」と高官       

8月29日  * 国連査察団3回目の現場周辺で調査。

        *  5常任理事国が決議案協議 英、シリア化学兵器で提示
         * 米大統領、シリア介入へ決意表明 アサド政権に強いシグナル

8月30日   英下院、シリア軍事介入否決 


≪昨日のオバマ政権の動き≫


【[ワシントン 30日 ロイター]が、次のように伝えた。

 オバマ米政府は30日、シリア政府が過去1年に複数回にわたり化学兵器を使用したとの証拠を公表し、「無差別かつ想像を絶する恐ろしい行為を罰せられないままにしておく訳にはいかない」として、限定的な軍事介入の正当性を主張した。・・・・

報告書は、傍受した通信や衛星による情報などを基に、シリアのアサド政権が化学兵器を使用したことに強く確信していると指摘した。 傍受した通信内容では、攻撃に詳しいシリア政府高官が8月21日の化学兵器使用を認めており、また「国連調査団が証拠をつかむことを懸念していた」としている。・・・・・

反政府派が化学兵器による攻撃を行ったとのシリア政府の主張については、攻撃の証拠を示すビデオや医療専門家に確認された症状をでっちあげる能力は反対派にはないと反論した。】

≪過去の国連の報告≫


「2013年の55日、国連人権理事会のシリア問題に関する国際調査委員会の調査官カルラ・デル・ポンテは、シリア反体制派武装勢力がサリンを使用した可能性が高いこと、現在のところシリア政府軍が化学兵器を使用した根拠が発見されていないことを明らかにした。

この通りだととすると、アメリカが盛んに言い立てていることは、事実とは、反対だ。
化学兵器を使用したのは、反体制側と言うことになる・。

上は国際調査委員会の報告であるから、信用していいだろう。

今までの流れを見ると、今回も使用したのは、反政府側と考えるのが妥当な判断であろう。

(追加の記事あり 8/31    8:05)

次の(2)で、米政権による過去の戦争(他国への軍事介入)におけるでっち上げの証拠を、
取り上げます。