昨年暮れに「特定秘密法」が成立しました。
施行はまだですが,仮に施工後であったとしたら、おそらく表には出てこないで在ろうと思われる記事を、3本取り上げます。
1本目は、「おおすみ」の事故の記事です。
事故後、色々と報道されていますから、この記事が特別であると言いうわけではないのですが、当然に「安全保障」に関わる事ですから、事故そのものがあった事さえ、表には出てこなくなるでしょう。
当然、詳しい原因や、被害状況、その後の対策などは、「秘密」にされることでしょう。
施行はまだですが,仮に施工後であったとしたら、おそらく表には出てこないで在ろうと思われる記事を、3本取り上げます。
1本目は、「おおすみ」の事故の記事です。
事故後、色々と報道されていますから、この記事が特別であると言いうわけではないのですが、当然に「安全保障」に関わる事ですから、事故そのものがあった事さえ、表には出てこなくなるでしょう。
当然、詳しい原因や、被害状況、その後の対策などは、「秘密」にされることでしょう。
「広島県大竹市の阿多田島沖で海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」と釣り船が衝突した事故で、第6管区海上保安本部(広島市)は16日、実況見分のため、転覆したまま航路外にえい航した釣り船の船体をクレーンで台船に引き揚げる作業を始めた。
今後、広島港に運んで、船体の傷などを調べる方針だ。
16日午前9時半頃からダイバー2人が船体の状況を確認し、約2時間後にはクレーン船が接舷し、引き揚げ作業が本格的に始まった。釣り船は海中で通常の姿勢に戻されが海上に現れた。
(注① YOMIURI ONLINE 2014/1/16)
◆
2番目は、「テロ」関係です。
◆
2番目は、「テロ」関係です。
『警視庁公安部が作成したとみられる国際テロ関連資料のデータがインターネット上に流出し、プライバシーを侵害されたとして、イスラム教徒17人が国と東京都に計1億8700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が15日、東京地裁であった。
始関正光裁判長は、「データは警視庁外事3課が保有していたもので、警察職員が外部記録媒体で持ち出した」と認定。都に計9020万円の賠償を命じた。国への請求は退けた。
一方、始関裁判長は「情報収集は、国際テロの発生を未然に防止するために必要な活動だった」と指摘。原告側は「情報収集はイスラム教徒を狙い撃ちにしたもので違憲」とも主張したが、イスラム過激派によるテロを未然に防ぐことが目的だったことなどを踏まえ「区別には合理的根拠がある」とした。』(注② 産経ニュース 2014/1/16)
FOXのテレビドラマ「24」にも出てきますが、「テロ」があるとまず疑われるのが、テロの首謀者と同国の人間です。それは一般の国民の意識でもありますが。
司法の判断は、「収集活動自体は、合法」というものです。外部に漏れたことが、「不用意であった」といっているにすぎません。
このような情報収集が、今後は「堂々と、合法活動として行われるのだ」と思うと、庶民である我々は委縮せざるを得ないでしょう。
暗く、陰湿な社会になっていく気がします。
◆
最後は、東電の「汚染水問題」です。
過去最高の240万ベクレルというレベルの汚染水が、検出された、というニュースです。
これは、法定基準の73000倍にもなる数値です。
異常と言う他在りません。
『東京電力は14日、福島第1原発の海側にある観測用井戸の水から、ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が、過去最高値の1リットル当たり240万ベクレル検出されたと発表。水は13日に採取した。
この井戸での従来の最高値は220万ベクレルで上昇傾向が続いている。ストロンチウム90を原発外に放出する際の法定基準は1リットル当たり30ベクレル。・・・
東電は「汚染地下水の海への流出防止のため水を吸い上げている影響で、高濃度の地下水が井戸付近に流入している可能性」を指摘。』(注③ 47NEWS 2014/1/14)
相も変わらず、まるで他人事のような発表態度です。
これも、テロとの関係で、公式に報じられることがなくなる事でしょう。むしろ、この事こそ、今最も安倍政権が秘密にしておきたいことではないでしょうか。
原発の再稼働の事。
「テロ」や「オリンピック」のこと。
東電の事故への政府の関与の事。
これらの事を考えただけでも、秘密にしたいことでしょう。
何よりも、溶け落ちた【燃料がどうなっているのか】ということは、何があっても公表したくない事であると思います。
(注③) http://www.47news.jp/CN/201401/CN2014011401002484.html