2014年1月8日水曜日

雨の日の楽しみ。「風呂での読書」とその後の一杯の生ジュース

きょうは朝からかなり激しい雨。
予定の朝の散歩は取りやめです。

代わりに、昨日の記事で紹介した、風呂での読書にきり変えました。


手順通りの準備をして、いざ入浴。

持って入った本は、森村誠一氏の随想です。
書名は、『人生は誰も教えてくれない』です。PHPより出されています。

「経営の神様」の松下幸之助が作った出版社です。「傾向」的な出版社という気もするのですが・・・。

227ページの単行本で、50本の独立した文章からなるエッセイです。

BOOK OFFで100円で買い求めたものです。

歩いて10分ほどの所にあるので、定期的というほどではありませんが気が向けば行きます。
そして、100円コーナーで目に留まったものがあれば、買います。

ぱらぱらと観て、「いい文章」が目に留まれば、それが1ページぐらいの時でも買います。
100円です。ジュース代と思えば安いものです。

この読書の難点は、ページめくりに苦労するところです。

今日は、右手を袋の中に入れたままにして、ページめくりをしてみました。
これは結構いい方法でした。

しかし、袋の口を密閉出来ないので、だんだん袋の中が曇ってきます。最後は、本を袋から取り出して読む羽目になりました。

余り濡れる事がなく、本を傷めることがありませんでしたが、これは、貴重な本である時には、あぶなくて出来ません。

特に絶版になっているような本で、しかも古本としても手に入れる事が出来ないような本である時は尚更です。

もちろん、そんな本をわざわざ風呂の中で読むことはなかろう、という論も成り立つとは思いますが。

しかし、それでは、読む本が限定されてしまいます。
唯一と言っていいほどの、本を読むための、貴重な時間です。

それが、読む内容に制約があるようでは、いけません。どんな内容の本でも、風呂の中で読みたいのです。

そうすることで、読書の習慣を維持していきたいのです。

忙しくて、さわがしくて、あわただしい現代であればあるほど、読書の習慣を忘れる事がないようにしたいものです。

落ち着いて物事を考える時間を持ちたいものです。

読書は、「他人の頭で物を考えてもらうことだ」という見方もありますが、私はそうは思いません。

立派な、自分独自の、思考経験だと思います。

漫然とテレビなどを見ているのとは、わけが違います。

自分の手と目と頭を使って、意識的にする事です。受け身で出来ることではありません。

また、このような時代であるからこそ、「静かな時間を持つこと」が重要でしょう。貴重な事でしょう。

そう思うのです。

ほぼ目を通し終わって、風呂から上がると、ちょうど1時間が過ぎたところでした。

いつもの散歩にかかる時間と同じです。

汗もしっかり出し切りました。

爽快な気分です。

風呂上りに、家内が作ってくれた「リンゴと人参のジュース」でノドを潤すと、ひと時の幸福感を感じます。

今の私にとっては、お金がかからない「贅沢」のひとつです。

一休みして、今このブログを書いていると言う次第です。

「外は雨」。
この雨のおかげで、思わぬ幸福感が味わえました。

 (2013/11/15)