2014年1月8日水曜日

アマゾンの通販本は、かっての古書店巡りの代わりです

学生のころの楽しみの一つが、古本屋めぐりでした。

京都には、古本屋が集まった通りがいくつかあり、日曜日などに一日中、古本屋を渡り歩いたものです。


古本と言っても、いわゆる古書ではなく、講義の参考書などの、古本です。

学生らが、使用済みの教科書などを売ったものを、安くで手に入れることが目的です。

ですが、たまには、戦前の古雑誌などを見かけることもあります。

その頃から、ジャーナリズム論に興味を持っていましたから、手に取って眺めたりしていました。

一度は、値段が書いていない雑誌(戦前のもので、ボロボロでした)があり、店主に聞くと、法外な値段を吹きかけられたことがありました。もちろん、買いませんでしたが。

足を棒にしながらも、次から次へと古書店を訪ねて歩くのは、大学を卒業後も、京都を離れるまで続きました。

また再び京都に帰ってきて、この頃見て歩いた古本屋を訪ねてみると、そのままの店が、あります。

その頃に探し歩いた本もありました。日焼けした箱を見ると、懐かしさがこみ上げてきます。
私の本箱には、今はもうない本なのです。

神戸にいた時に震災に遭って、3基にぎっしり詰まっていた本は、すべて廃棄するほかありませんでした。

部屋が狭い事があったりして、押し入れに詰め込んでいたのですが、家を取り壊す時に、取り出すことを諦めました。

そして、「もう二度と本は買わない」と思ったのですが、震災後京都に戻ると、BOOK OFFがすぐ近くにあったこともあり、再び、本を買い込むことになりました。

かなりの本を捨てたりしたのですが、それでもいつの間にか、二基の本立てに、収まりきれないほどの本があります。

そのBOOK OFFですが、書籍については、最近はネットでの販売のほうに力を入れているのか、あまり「これと言った本」に出会うことがありません。

それで今はもっぱら、アマゾンの通販で買っています。

先日も、三冊注文をしました。

出展者は、驚いたことには、山梨県と長野県の古書店です。

京都にいながらにして、この二県の古本屋さんを歩いたことになるのです。

二冊とも、説明通りの状態でした。

私は、どんな本が痛んでいようが、「帯」がなかろうが、本文が完全であればOKです。

誰かの書き込みがあろうが、赤線が引いてあろうが、気になりません。

かえって、書き込みなどがある方が、楽しいぐらいです。

以前の持ち主が、その本を、どのように読みこんだのか、興味があるからです。

そういう訳で、多少運送費が余分にかかるのですが、山梨県と長野県まで行く事を思えば、安い買い物です。

通販でしか手に入らないものは、特にそうです。

もう、古本屋さんを、楽しみのために、見て歩き回るほどの気もなくなりました。

今の私には、アマゾンは、古書めぐりの代わりです。

それも、日本全国に渡っての、古書めぐりなのです。

これほどの楽しみは、そうはありません。

 (2013-11-08 21:42:26)