2014年1月8日水曜日

テレビドラマは、「24」と「鬼平犯科帳」がおもしろい

テレビは持ってないが、息抜きに「hulu」で、テレビドラマを楽しんでいます。
目下の楽しみは,foxドラマの「24」と、「鬼平犯科帳」です。


「24」は米国の、しかも現代もののドラマ。
「鬼平犯科帳」は、日本の時代物のドラマ。

でも、この二つには、共通するものがあります。
それは、どちらも、主役が、強烈な個性の持ち主であると言うことです。(もちろん、ドラマの設定上のことですが)

「24」の主役の「ジャック」は、使命を果たすためなら、あえて「法律」を破ることも辞さない、という設定です。

「鬼平犯科帳」の主役の「長谷川平蔵」も、時には、逮捕した盗賊を自分の手下に雇い、下働きをさせることなども平気でします。

「歯には歯を」の例えではないですが、盗賊には、盗賊を持って当たる、という訳です。
その世界に通じた盗賊たちを、それも一流の盗賊たちを従えて、悪人らを追い詰めていきます。

また、そんな彼らですが、情に通じたところがあって、同僚、部下、手下に大変な気遣いを見せます。
文字通り自分のために「命がけで働」いてくれる人への「感謝」や「恩」を決して忘れません。

時にはそのために、自分の身を危険にさらしたりすることも厭いません。
文字どうり一心同体であると言うのが、彼らの考えです。

そんな彼らですから、自分が先頭に立って、事件の解決に当たっていきます。
事務所でふんぞりかえっていて、単に指示をだすだけ、というようのことは、しません。

「鬼平犯科帳」は、時代劇ですし、悪人も盗賊の場合がほとんどですから、現代の日本の「テロ」や「政治的な犯罪」に通じるものは、あまりありません。

「24」の方は、現代の米国が舞台ですから「テロ」との戦いが、前面に出されています。
「米国の大統領の犯罪」も、大きなテーマになっています。

その点は、違いがあります。

また、「鬼平犯科帳」では、必ず、食事の場面が出てきます。
それも半端な描き方ではありません。

見ていて本当に、こちらも食べてみたくなるようなシーンが多くあります。
与力の一人に、「料理キチ」を配しているほどの熱の入れようです。

これはたぶん、作者の池波正太郎氏の趣味でしょう。

反対に「24」の中では、食事のシーンは、ほとんど出てきません。
24時間連続で動いていると言う設定になっていますから、どこかで食事を取ってもよさそうなのですが、そういうシーンがないのです。

まさか、何も食べずに24時間動き続けているわけではないと思うのですが。(もちろん、ドラマの中でのことです)

「24」も「鬼平犯科帳」も、シリーズもので、どちらも長いものです。
それだけに、十分に堪能できます。

また、同じ放映を二度、三度見ても、飽きません。
かえって、ストリーが良く分っている分、じっくりと見る事が出来ます。

結果はすでに知っているのですから、今度は、俳優の表情などに注意を集中してみるようにしています。
そうすると、また、新しい「発見」があったりするのです。

と言うようなわけで、目下の私の楽しみは、この二つを交互に観る事です。


 2013-09-27