2013年7月25日木曜日

「玉手箱」を開けた国民が見るものは■■■4年後の悪夢

秘密保持契約の書面に署名したことで、今後の交渉内容については、「交渉中にやりとりした書簡や提案などを協定発効から4年間秘匿」しなければならないことになっており、国民は政府が約束したことが、本当に守られているかどうかを、一切知ることが出来ないことになった。


この23日から,TPPの交渉に参加することが決定した

TPP政府対策本部によると、米国の交渉官が23日正午(日本時間午後1時)過ぎに米議会の承認手続きが終わったことを、協定を保管する役割を持つ「寄託国」のニュージーランドに伝達。同国の首席交渉官が、鶴岡氏が秘密保持契約の書面に署名するのを見届け、ほかの10カ国の首席交渉官全員に伝え終えた時点で、日本は正式に12番目の参加国となる。
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20130722024.html

「交渉で何を言ったか、何を話し合ったかは一切申し上げられない」。23日の交渉初参加後、記者会見した大江博首席交渉官代理は会合でのやりとりについて沈黙を通した。それがTPPの流儀。しかし、農業団体などの反対を押し切って交渉参加に踏み切った安倍政権には、国内で情報開示を求める声が高まっている。「政府は難しいハンドリング」(関係者)を迫られそうだ。【宇田川恵】
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/20130724k0000m020097000c.html

だから、メディアがこの事をどう伝えようと、国民は、何も知ることが出来ない。
「難しいハンドリング」も何もないのである。
情報開示などは出来ない相談なのである。

政府が署名をした段階で、何も国民に伝えようがなくなったのである。
今後は、何がどうなっているのか、何も国民には知らすことが出来ない。

政府にできるのは、これまでと同様に、「日本の国益を追及します」「聖域は守ります」と、ただお題目を唱えることだけである。

メディアはまだ政府のTPPの交渉について、国民に期待を持たせるような報道をしようとしているが、これだけ秘密保持について報じるのなら、あいまいな評論はやめるべきである。

国民は浦島太郎になって、「玉手箱」を開けてみるまでは、何も知らされない。
玉手箱を開けた時には、何が待っている事だろう。

4年後には,安部政権が存在することはなかろう。
玉手箱を開けて、「白髪になった時」国民は、だれを怨めばいいのであろうか。