読書メモ 『 紙 -二千年の歴史ー 』
ニコラス・A・バスベインズ著
市中・御舟・尾形訳
原書房 2016年刊
原題 On Paper:The Everything of Its Two -thousand -Year History
-目次ー
第1部
第1章 中国の紙漉き工房
第2章 和紙
第3章 長い旅路
第4章 ぼろ布から巨万の富
第5章 紙幣
第6章 使うたびに捨てる
第2部
第7章 銃 戦争 煙草
第8章 証明と偽造
第9章 プリントアウト
第10章 機密書類とリサイクル
第11章 額面の価値
第12章 日記と手紙
第3部
第13章 天才たちのスケッチ
第14章 設計図
第15章 折り紙に魅せられて
第16章 紙を漉いて生きる
第17章 岐路に立つ
第18章 9・11 空から紙が舞い降りた日
* * *
・メソポタミア=「ふたつの川の間の土地」の意。
・紙がなければ、提灯もなく、障子もない。障子が無ければ、行灯もない。
今回、私が「紙」をテーマに取りあげた理由の一つが、これである。
(p-9(本のページを示す)に記述に関して。)
・「シリコン」=ケイ素
精製された砂から採る。
さまざまな土に含まれる。 p-10
・「ギルガメッシュ神話」=ホメロスに先立つこと、1000年。
世界最初の叙事詩、である。 p-10
・「この世に生を受けた人類の文明は、このパピルスという万能の植物に大いに依拠しているし、記憶については確実にパピルスが便りである。」=
『博物誌』の著者 ガイウス・プリニウス・セクンドス(紀元後24年~79年)
p-11
・竹と絹に書かれ、金石に彫られ、器に刻まれて後世に伝えられた文字から、われわれは物事を知る」
墨子(紀元前470~301年) p-11
・パピルス=茎の根に近い部分=焼いて食べる事ができる
歴史家のヘロドトスの記述がある。(日本人も、飢饉の時などに、稲わらを食べた。)
p-11
・パピルス=ナイル川流域に生い茂る植物
薬、衣服、履物、家庭用具、船、食糧、網、などに利用される。p-11
〈「モーゼ、を逃がすための籠を網むのにも使われた。>
・「パピルスの茎を生のまま、あるいは、茹でるか焼くいて噛んだ。汁を吸い、髄は吐き出した」=アリストテレスの後継者、テオプラトオスが書いていること。p-11
・「紙はしなやかで、便利で、安価であり、持ち運びやすく、基本さえ理解できれば製法も簡単なうえ、応用範囲も広く多くの用途に利用出来る」 p-12
★
この読書メモ、は、私がこの本を読み進めるため、再読、三読する為の案内図、として理容することを目的に作成したものである。
著者が、多用する「他の作者」の本からの引用文については、その都度、それを明記する。「他の作者」の本からの引用文、は、それで一つの読書案内でもある。
(2018年10月3日)
ニコラス・A・バスベインズ著
市中・御舟・尾形訳
原書房 2016年刊
原題 On Paper:The Everything of Its Two -thousand -Year History
-目次ー
第1部
第1章 中国の紙漉き工房
第2章 和紙
第3章 長い旅路
第4章 ぼろ布から巨万の富
第5章 紙幣
第6章 使うたびに捨てる
第2部
第7章 銃 戦争 煙草
第8章 証明と偽造
第9章 プリントアウト
第10章 機密書類とリサイクル
第11章 額面の価値
第12章 日記と手紙
第3部
第13章 天才たちのスケッチ
第14章 設計図
第15章 折り紙に魅せられて
第16章 紙を漉いて生きる
第17章 岐路に立つ
第18章 9・11 空から紙が舞い降りた日
* * *
・メソポタミア=「ふたつの川の間の土地」の意。
・紙がなければ、提灯もなく、障子もない。障子が無ければ、行灯もない。
今回、私が「紙」をテーマに取りあげた理由の一つが、これである。
(p-9(本のページを示す)に記述に関して。)
・「シリコン」=ケイ素
精製された砂から採る。
さまざまな土に含まれる。 p-10
・「ギルガメッシュ神話」=ホメロスに先立つこと、1000年。
世界最初の叙事詩、である。 p-10
・「この世に生を受けた人類の文明は、このパピルスという万能の植物に大いに依拠しているし、記憶については確実にパピルスが便りである。」=
『博物誌』の著者 ガイウス・プリニウス・セクンドス(紀元後24年~79年)
p-11
・竹と絹に書かれ、金石に彫られ、器に刻まれて後世に伝えられた文字から、われわれは物事を知る」
墨子(紀元前470~301年) p-11
・パピルス=茎の根に近い部分=焼いて食べる事ができる
歴史家のヘロドトスの記述がある。(日本人も、飢饉の時などに、稲わらを食べた。)
p-11
・パピルス=ナイル川流域に生い茂る植物
薬、衣服、履物、家庭用具、船、食糧、網、などに利用される。p-11
〈「モーゼ、を逃がすための籠を網むのにも使われた。>
・「パピルスの茎を生のまま、あるいは、茹でるか焼くいて噛んだ。汁を吸い、髄は吐き出した」=アリストテレスの後継者、テオプラトオスが書いていること。p-11
・「紙はしなやかで、便利で、安価であり、持ち運びやすく、基本さえ理解できれば製法も簡単なうえ、応用範囲も広く多くの用途に利用出来る」 p-12
★
この読書メモ、は、私がこの本を読み進めるため、再読、三読する為の案内図、として理容することを目的に作成したものである。
著者が、多用する「他の作者」の本からの引用文については、その都度、それを明記する。「他の作者」の本からの引用文、は、それで一つの読書案内でもある。
(2018年10月3日)
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