2018年10月22日月曜日

因果応報 怒るものは怒られ、罵るものは罵られる

・悪い行いをなさず怒ってもいない人に対して怒るならば、この世においても、かの世においても、その人は苦しみを受ける。(14-1)


・この正しい教えを聞くのでなければ、真理をシルことのできない人々は、誰か他人に対して怨みを結ぶ。--人生は子のこの様に短いのに。(12-4)

・殺す人は殺され、怨む人は怨みを買う。また罵りわめく人は他の人から罵られ、怒りたける人は他の人から怒りを受ける。(14-8)

・「かれはわれを罵った。かれはわれにこんなことを言った。かれはわれに打ち勝った。ひとをしてわれに打ち勝たしめた。」という思いをいただく人々は、怨みはついに息(や)むことがない。(14-9)

・かれはわれを罵った。かれはわれにこんなことを言った。かれはわれに打ち勝った。ひとをしてわれに打ち勝たしめた。」という思いをいだかない人々は、怨みがついに息(や)む。(14-10)

<「ブッダの感興ことば」第14章 憎しみ>

★ 因果応報

因果応報。善いことをすればよい結果が生まれる。悪いことをすれば悪い結果が生まれる。

これは、他者や他の生き物などに対してではなくて、自分自身に対しても、あてはまることです。そして何よりも、自分自身に対して、他のものに対するように自分自身に悪事を行うのは、愚の骨頂です。

でも、これが難しい。一般に善くないことだとされる、いわゆる「飲む、打つ、買う」は、特に男性にとっては。これを良くコントロールし、行動を制御するのは、大変な努力を要する事だと思われます。

「こうすれば、ああなる」と言う事が解っていても、それを断念するのが、出来ない。自分に言い訳ばかりをして、ズルズルと決断を引き伸ばしにする。

ですが、ブッダが説くように「人生は短い」のです。
後悔先に立たず、ということにならないように、気をつけたいものです。

(2018年10月22日)