2015年5月2日土曜日

今年も帰省ラッシュが始まった この恒例行事が過去になる日は来るのか:


毎年のように繰り返される、こうした恒例行事がなくなるのは、一体いつの事になるのであろうか。

「地方創生」の掛け声は勇ましいが、このような行事がなくならない限り、本物とは言えないであろう。


★ 新潟新聞の記事から

 ゴールデンウイークの5連休初日となる2日午前、古里を目指す帰省ラッシュが始まった。3月に開業した北陸新幹線の下りは満席になった列車もあり、県内の駅のホームでは大きなバッグやお土産を抱えた帰省客の姿が目立った。行楽地に向かう人も多く、県内の鉄道や船などの公共交通機関は混み合った。

JR東日本新潟支社によると、JR上越妙高駅に停車する北陸新幹線「はくたか」の下りは、午前の2便が始発のJR東京駅で自由席の乗車率が110%になった。上越新幹線下りでも始発から乗車率100%を超える列車が出た。
 JR東日本新潟支社によると、JR上越妙高駅に停車する北陸新幹線「はくたか」の下りは、午前の2便が始発のJR東京駅で自由席の乗車率が110%になった。上越新幹線下りでも始発から乗車率100%を超える列車が出た。

 上越妙高駅の改札口では、家族と久しぶりの再会を喜び合う帰省客の姿が見られた。小田原市の会社員男性(28)は妙高市にある実家に行くという。「北陸新幹線に乗ってみたくて初めてゴールデンウイークに帰省した。これまでは長野駅で在来線に乗り換えていたが、本当に早くなった」と、地元との距離が縮まったことを実感していた。・・・

 いつになれば、この繰り返しがなくなるのか

毎年の恒例とはいえ、相も変らぬ風景だ。
こういうことがなくならない限りは、日本はまだまだ豊かになったとは言えまい。

井沢八郎の「ああ上野駅」の歌が、本当に過去になる日がやってくることであろうか。
安倍政権は、地方を活性化し、豊かにするという。

本当に、地方の若者が生まれた土地に誇りを持ち、その土地で暮らしていきたいと思えるような政策を実現できるのか。
する気があるのか。

そのような政策は出来ないだろうし、取るつもりはないであろう。
もしそうなら、TPPなどという、とんでもない条約を本気で結ぼうなどとは考えたりはしないだろう。

もともと、自民党自体が、野党の時には、猛反対していた条約ではないか。
このことを考えただけでも、解ろうというものだ。

しかも相変わらず東京を中心に、オリンピッの開催地にするようでは、とても本気で地方の活性化を測ろうとしているとは、到底思えない。

私にはそう思えるのだが。

★ 地方が生きる道は、大都会に頼るしか方法がないのか

これだけ多くの国民の反対や、心配をよそに、あくまで原発の再稼働を地元自治体が望むのは、
やはり生活が安定しないからだろう。

それもと、それは単に、地元の行政が思うことで、大半の住民は反対なのだろうか。
高速道路や、新幹線などの鉄道網の整備で、日本の国土は増々「狭く」なりつつある。

この時においても、なおかつ地方の人々は、大都会へと出ていくしかないのだろうか。

(2015年5月2日  19:00)