今日に国会審議で、驚くべきことが明らかにされた。
安倍首相が、今国会で審議されている安保法案の、正式な法案名を、答える事が出来なかった。
このことは、安倍首相がこの法案に対して、いかなる意識を持っているのか。
それを証明するのである、と思う。
◆ 安倍首相の目的は、「ただ一つ」。安保法案を通すこと
思うに、安倍首相は、この法案の個々の内容については、「どうでもよい」と考えているのではないか。
安倍首相の目的は、「ただ一つ」である。
それは、この法律案を「通す」ことにある。
だから、国会での答弁が、「コロコロ」と変わったり、「質問とは全然関係のないこと」を延々とのべたりする。
国民の半数以上が、反対をしている。
安倍内閣の支持率は、4割を切った、という国政調査の結果が出ている。
それでも、首相は、「内閣の支持率のために、政治をやっているのではない」と、まるで民意などどうでもよい、という態度だ。
「国家の最高指揮官である」私が、「出来る」と決めたのだ。
だから、国民が反対しようと、学者が何を言おうと、何が何でもこの法案を成立させる。
そうすれば、後は、「何とでもできる」、そういうことではないか。
総理は、★「60年安保」条約の時の祖父(岸信介)について、次のように述べる。
「祖父には確固たる自信があったのだろうとおもうのです」
「この自分が進んでいる道は絶対に間違いがないという非常に確固たる自信があって、たじろかない」
「”百万といえども我ゆかん”の自負と覚悟で、政治生命をかけての歩みでした」
このように述べ、賛辞している。
安倍首相は、今の自分と祖父の姿をタブらせて、見ていることだろう。
国会の周辺をはじめ、日本の全国で、安保法案の反対デモが連日行われている。
だが、「国民の声」は、まったく聞こえないようだ。
安倍首相は今、かっての祖父の「信念」をもとに、乗り切る覚悟なのであろう。
だが、国家のリーダーに必要なことは、「絶対に間違いがないという非常に確固たる自信」をもつことではない。
「絶対に間違いがない」という事ほど、危険な考えはない。
そうではなく、「信託を受けた」国民の声に、真摯に耳を傾ける。
このことこそが、国家のリーダーには、求められる。
(2015年7月29日)
安倍首相が、今国会で審議されている安保法案の、正式な法案名を、答える事が出来なかった。
このことは、安倍首相がこの法案に対して、いかなる意識を持っているのか。
それを証明するのである、と思う。
◆ 安倍首相の目的は、「ただ一つ」。安保法案を通すこと
思うに、安倍首相は、この法案の個々の内容については、「どうでもよい」と考えているのではないか。
安倍首相の目的は、「ただ一つ」である。
それは、この法律案を「通す」ことにある。
だから、国会での答弁が、「コロコロ」と変わったり、「質問とは全然関係のないこと」を延々とのべたりする。
国民の半数以上が、反対をしている。
安倍内閣の支持率は、4割を切った、という国政調査の結果が出ている。
それでも、首相は、「内閣の支持率のために、政治をやっているのではない」と、まるで民意などどうでもよい、という態度だ。
「国家の最高指揮官である」私が、「出来る」と決めたのだ。
だから、国民が反対しようと、学者が何を言おうと、何が何でもこの法案を成立させる。
そうすれば、後は、「何とでもできる」、そういうことではないか。
総理は、★「60年安保」条約の時の祖父(岸信介)について、次のように述べる。
「祖父には確固たる自信があったのだろうとおもうのです」
「この自分が進んでいる道は絶対に間違いがないという非常に確固たる自信があって、たじろかない」
「”百万といえども我ゆかん”の自負と覚悟で、政治生命をかけての歩みでした」
このように述べ、賛辞している。
安倍首相は、今の自分と祖父の姿をタブらせて、見ていることだろう。
国会の周辺をはじめ、日本の全国で、安保法案の反対デモが連日行われている。
だが、「国民の声」は、まったく聞こえないようだ。
安倍首相は今、かっての祖父の「信念」をもとに、乗り切る覚悟なのであろう。
だが、国家のリーダーに必要なことは、「絶対に間違いがないという非常に確固たる自信」をもつことではない。
「絶対に間違いがない」という事ほど、危険な考えはない。
そうではなく、「信託を受けた」国民の声に、真摯に耳を傾ける。
このことこそが、国家のリーダーには、求められる。
(2015年7月29日)