2016年7月7日木曜日

クリーンなだけで政治がやれるのなら、科学者か宗教家がやればいい

政治家とお金の問題は、あとをたたない。石川五右衛門ではないが、「浜の真砂と、政治家の悪事の種」は尽きない。


『政治家には理想主義も必要だが、理想家に政治家 が務まるとは限らない。クリーンなだけで政治がやれるのなら、科学者か宗教家がやればいい』(平元年)

これが当時、自民党の政調会長が「政治とカネ」について、シンポジウムで語った言葉である。その人の名は、渡辺美智雄という。

渡辺喜美氏の父親である。



開き直りとも取れる暴言である。
しかし、政治家が理想を語らずして、いったい、誰が理想を語るというのか。

リンカーンにしろ、ケネディにしろ、米国民に対して、熱っぽく政治の理想を語ったのではなかったか。

日本においても、今日はもとより、あの戦前においてさえ、高らかに政治の理想を語る代議士は、存在した。

言論をもって、時の内閣を退陣においやる鋭い舌鋒で名を馳せた政治家がいたのである。彼らは、演壇にたち、堂々と軍部を批判した。

少しも臆する事なく、軍部の横暴を問い詰めた。
正に、命がけで、政治の理想を語ったのであった。

「クリーンなだけで政治がやれるか」などというのは、無能な政治家 の単なる言い訳にすぎない。身勝手な論理にすぎない。

それほどまでにお金が欲しいのなら、政治家などは止めて、事業家になればよい。

科学者や宗教家を持ち出すことが、そもそも、おかしいのである。

これが政権党の政調会長を勤める人物の言である。他は察しがつこうと言うものだ。

(2016年7月7日)

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