2016年7月2日土曜日

「いい事ばかり言う人」に投票する人は、知能指数が低い

これほどまでに、露骨に有権者や国民をバカにした暴言は、そう多くはない。仲間内ばかりがいる席になると、気がゆるむのか、暴言を吐くことが多い。この渡辺美智雄氏の場合
もそうだ。国民を「魚」にたとえ、「知能指数が高くない」と言い放った。

『野党は先立つものがなくて、学校を建てろ、給料を上げろ、年金を増やせ、掛け金を下げろ、とウソばかり。こんなものに引っかかるのは、毛ばりに引っかかる魚と同じで、知能指数が高くないと言われても仕方ない』
(昭和63年4月17日 パーティーでの挨拶 )



その当時、渡辺氏は、自民党政調会長の地位にあった。上の発言の一週間後には、今度は共産党を侮辱することを言った。

『親を大切にする教育が必要だと言うと、それがひいては軍国主義につながるというのは共産党、日教組の言い分だ。ボクの周りには東京大学卒の政治家が多い。

官僚出身が多いためでもあるが、自民党はそれほど学歴が高い。他の党はともかく、同じように高学歴は共産党だ。しかし、あそこは左に曲がって出世しない者が集まってくる。

今も、共産党に対する侮辱的な発言、暴論はあとを絶たない。特に最近の共産党に対する安倍首相の発言は、度が過ぎる。まるで「ヒステリー」のようだ。



その後、渡辺氏は政調会長を辞めることになるが、暴言はいっこうに止まなかった。また、知能指数発言が飛び出したのである。

今度は、もっと露骨に有権者を馬鹿にした暴言を放った。

『減税するとか学校を作るとか、いい事ばかりいう人に投票する人は知能指数が低い。』
と選挙応援演説において述べた(年成3年3月)。

まったく、これほどまでに、有権者や国民をバカにした暴言は、ほかにない。この渡辺美智雄氏が死去した後、その地盤を引き継いだのが、渡辺喜美氏である。

『一時は引退も決意したが、まだやり残した事がある。』と言って、お維新から立候補することに。

そのお維新も「いいことづくめ」の公約を掲げている。そういう、お維新の候補者に投票することは、「知能指数が低い」ということになるのか。

渡辺喜美氏は父親の発言を、同じ政治家としてどう思っているのか、聴いてみたいものである。

(2016年7月2日)

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