2016年10月7日金曜日

人間は天の物であるから、必ず天職がある

人間はだれでも次のことを反省し考察してみる必要がある。

「天はなぜ自分をこの世に生み出し、何の用をさせようとするのか。

自分は天(神)の物であるから、必ず天職がある。
この天職を果たさなければ、天罰を必ずうける」と。


ここまで反省、考察してくると、
自分はただうかうかと
この世に生きているだけではすまされないことがわかる。
(佐藤一齋著/川上正光訳注『言志四録』)


訳注で、川上博士は、書いている。

天命を知るということは大変難しいことである。
「自分が生きているのではない。
生かされているのである」
ということをさとること、
これがわかれば立派な人である。…

何のために生きるかということは
「人さまのために尽くすためだ」
ということの一言に尽きるであろう──、と。



私は、今もって、このことが解らずに
「ただうかうか」と生き続けている。

(2016年10月7日)

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